【KMCミッシングリンクの寿命】思った以上にタフだけど、やっぱり限度はあるのだね

自転車のメンテナンス

 

走行距離よりも大切なのは着脱回数?

そういえば、ミッシングリンクの寿命については、あるブログでこんな 「記録」を見つけてからあまり気にしなくなっていました。

交換回数=10回以上
走行距離=10000km
使用期間=4年間

交換時期もミッシングしていました。KMCの「ミッシングリング」:フォトポタ日記2.0

走行距離のインパクトに目を奪われていましたが、冷静に比較してみると着脱した回数は吉尾の方が多いです、たぶん。「ミッシングリンクが突然切れた」とか「外れた」というエピソードも、よくよく聞くと吉尾のように制限を超えて使い続けたものだったりします。つけっぱなしならタフさを発揮するミッシングリンクも、着脱すると一気に弱くなってしまうのかもしれませんね。


↑なので、ミッシングリンガーはスペアを必ず携帯しましょう

 

何度も外せる「黒いチェーン」にムラムラ

KMC以外のミッシングリンクはシマノもスラムも再利用不可。そんな中、“着脱回数無制限”という大盤振る舞いのチェーンを見つけました。「ワイパーマン」というクラフツマンシップの国ドイツのチェーンメーカーです。

↑カラーリングはドイツというよりアメリカンなセンス

なんでも1893年から1世紀以上も続く老舗中の老舗なのだとか。吉尾は今回初めて知りましたが、ジャーマニー×伝統と聞くだけでお腹を見せてしまいます。実際、クオリティもなかなかのようす (レビューを見る限りでは)。そのうえ、チェーンをつなぐ「コネックスリンク」は何回でもつけ外しができるというのだから、“外し洗い”派にはまさに福音。

気持ちがワイパーマンの黒いチェーンにググッと傾いた吉尾でしたが、グッとこらえて年間のコストを計算してみましょう。ちなみにワイパーマンのコネクティックリンクはシマノチェーンには使えないそうなので、ワイパーマンチェーンとセットでの導入となります。

【与件】
①チェーンの寿命を3000km、年間の走行距離も3000km=寿命は1年
②月に1回外し洗いする=年間12回着脱
③KMCミッシングリンク着脱は6回まで(+1回は自己責任)=年間2個を消費

【シマノ】105グレード
CN-HG601(クイックリンク付) =3000円
KMCミッシングリンク→@500円×2=1000円

【ワイパーマン】
SBチェーン(コネックスリンク付)=6000円

シマノのチェーンをデュラエースにアップグレードしても+1000円。やっぱり、シマノとKMCの連合軍(KMCはシマノチェーンをOEM生産している)の価格競争力は別格です。いくら黒いチェーンがカッコ良く見えても、わざわざ変速精度が下がるかもしれないリスクを冒してサードパーティ製品を買うメリットが見つかりません 。

が、ロードバイクはエモーショナルな乗り物。アタマではわかっていても、ココロの叫びを止められないこともあるのです (むしろ多い)。黒いチェーン……一度で良いからつけてみてえええ。次はワイパーマンを買っちゃうかも。いや、きっと買っちゃうな。うん。
 
吉尾エイチでした。m(_ _)m
 

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