「チェーンピン」と「ミッシングリンク」。みなさんはチェーンをつなぐ時、どちらをお使いでしょうか?吉尾はすっかり「ミッシングリンク」派です。汚れたチェーンは外して洗いたいタチなので、つどつどチェーン切りを持ち出さなくても良い手軽さがとても気に入ってます。でも、着脱の頻度はキチンと守った方が良さそうです(今回は過去記事を大幅にリライトしています) 。
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チェーンが伸びたのかと思いきや、じつはミッシングリンクがヘタっていた
先日、フロントの変速が突然不調に。インナーからアウターへ上がらなくなってしまいました。まずはシフトワイヤーのヘタリを疑いましたが、定評ある日泉ワイヤーに買えたばかりで初期伸びも調整済。案の定、アジャスターを締め込んでも状況は変わりません。
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次に疑うべきはチェーンの伸び。チェッカーを当ててみると覚悟していたほどではありません。しかし、念のためミッシングリンクの部分を試してみると……ビンゴ!見事に伸びてます。
チェーンの「伸び」とは、ピンのまわりのローラーが削れることで、その隙間の分、チェーンの全長が長くなる、という書くとややこしいことになる現象。変速の調子が悪くなったり、チェーン落ちが頻発したり、放っておくとスプロケやチェーンリングをへんなふうに摩耗させちゃったりします。要はチェーンの寿命です。だいたい3000〜5000kmくらいが交換の目安と言われています。
今回のケースはチェーンそのものではなく、チェーンを繋いでいるミッシングリンクが寿命を迎えてしまったようです。思えば3〜5回しか使い回せないところを、10回以上も着脱してましたから……そりゃダメになるわな。
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ミッシングリンガーの嗜みとして、車載ツールケースにはスペアを常備していますので、速攻で交換。変速の不調は何事もなかったかのようにサクッと解決しました。
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