ここのところ、異音とイタチごっこをしている吉尾です。リアブレーキのビビり音がおさまったと思ったら、今度はブレーキキングの時に盛大な擦過音を奏でてくれるようになりました。
>>【キャリパーブレーキの鳴き対策】ぶーぶーと不満を漏らすブレーキにしてあげたこと | 凪ロード
通常は「シュルシュル」的な音がするはずですが、「ザリザリ」という、明らかに硬いもの同士が触れ合っているサウンド。このまま放っておくとホイールのリムをダメにしてしまいそうな雰囲気ムンムンです。
ブレーキシューに大物がグサリ
ぱっと見では、リアブレーキの周りに何かが挟まっている様子はありません。でも。ブレーキシューを外してみると……
かなり大きい金属片が刺さっていました!今までも同じようなことはありましたが、ブレーキ音が変化したことはありません。大きさと硬さが許容範囲を超えてしまったのでしょう。
症状が出始めたのは雨天走行の後。水に混じっていろいろなモノを巻き込んでしまうから、念入りにチェックしなければなりませんね。
トラブルシューティングで学んだキャリパーブレーキのチェックポイント
今回の異音も含めて、ブレーキは意外とトラブルが起こりやすいパーツだと感じています、これまで3台のロードバイクをセルフメンテナンスしてきた中で学んだことをまとめておきましょう。
センターボルトのイモネジの締めすぎはNG
力任せに締めこむと、センターボルトのネジ山を潰してしまい、オーバーホールの際にアームのネジ穴を削ってしまう。
>>【BR6700の分解整備】アルテグラ・ブレーキはイモネジの締めすぎに注意! | 凪ロード
シューは減っていなくても定期的に交換しよう
ゴム製品ですから、経年で硬化したり、ヒビ割れたりします。最悪の場合、ブレーキング時に真っ二つになったりしちゃうので、シューは減り具合とヒビ割れ、どちらも注意しましょう。
>>ティアグラ・ブレーキ『BR4600』の分解整備…シューのヒビ割れ発見でドキッ! | 凪ロード
トーイン調整は大切
ブレーキの“鳴き”の8割くらいは、トーインを調整すると解消します。
>>ブレーキのトーイン調整とアルテグラ・シューへの交換! | 凪ロード
リムやシューの表面を削ってしまうのも有効
トーインを調整しても、ブレーキの異音が解消できない場合は、リムとシューの表面の汚れが悪さしていることがあります。ヤスリなどで、どちらの表面もきれいにしてあげると、音も止まりますし、フィーリングも良くなりますよ。
>>【ブレーキの鳴きを止める】3番目の方法→リムのヤスリがけ | 凪ロード
>>【キャリパーブレーキの鳴き対策】ぶーぶーと不満を漏らすブレーキにしてあげたこと | 凪ロード
ブレーキは命を預ける大切なパーツ。特に急坂を下ることが多い山好きの皆さまは、しっかりとチェックしておきたいものですよね!
吉尾エイチでした。m(_ _)m
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