梅雨も終わりに近づいた7月21日(日)、2020東京五輪ロードレースのテストイベントを沿道で観戦してきましたのでレポートします。
一定のエリアをクローズする「周回コース」ではなく、広域で道路規制を大規模に行う「ロードレース」。日本では初めての開催なのだそうです。大会事務局が本番のシミュレーションをするなら、われわれオーディエンスもコースの下見をして来年に備えようという作戦です。
自走でいける「小倉橋(相模原市)」周辺で観戦
当日の観戦場所は、相模川にほど近い「宮原」の交差点付近です。スタートの「武蔵の森公園」からおよそ35kmの地点。プロ・サイクリストのペースなら、スタート後10kmのパレード区間を含めても1時間前後で通過するエリアです。
↑ 宮原[相模原市]
〒252-0115 神奈川県相模原市緑区小倉
サイクリスト誌の見立てによると、あまりグッドな観戦エリアではないみたいです。自走で行くつもりだったので、単純に「自宅からもっとも近く、かつ、平坦中心のルートでたどり着けるポイント」ということで、土地鑑もないまま決めました。
そもそも、ロードレースを観ること自体が初めてなので、今回は観戦スポットの良し悪しより「ロードレースってこんな感じ」というのを体験できれば良しとしました。
ルールはあるけれど、思っていたよりカジュアルでフレンドリーなムード
宮原あたりの先頭到着予定時間は13:00。そして吉尾が到着したのは10:45。いくらなんでも早すぎました。ボランティアや警察官の方はいましたが、純粋なオーディエンスは吉尾だけ(やはり人気スポットではないのかな?)。
交通規制が始まる正午くらいから人が集まり始め、サイクルジャージのおっさん(吉尾)が陣取っている場所=良いスポット、と思われたようで、後から来た方々がなんとなく周りに座っていきます。(いやー、すいません。こんなかっこしてますけど、おじさんも初体験なんですよ)と、心の中でお詫びをしつつ、世間話をしながら集団(プロトン)の到着をのんびり待ちます。
今回は「一段上がった歩道のない沿道は原則観戦禁止」とされていたので、皆さん歩道の段差に腰かけて観戦。メイン集団が通るときには歩道に上がるよう、先導バイクからアナウンスがありましたが、それ以外はフリーダム。というより、管理する必要がない感じ。空いているからルール違反をしなくてもしっかり観戦できるんです。
正味の観戦時間は20分程度、到着タイミングの告知はほぼ正確
レース序盤の観戦スポットは、プロトンがバラけにくい、というのが特徴。良く言えば「すぐに帰れる」。悪く言えば「あっけない」。そんな観戦場所です。
先導車両やチームカー、後続車両を含めると、一団が通り過ぎて交通規制が解かれるまで小一時間といったところでした。ただし選手のみにフォーカスすると、先頭集団〜最後尾までの観戦時間はわずか20分間程度。ギャラリーとしては「あっという間に」通り過ぎていく印象です。今回は20チーム95名出走でしたが、本番は選手数が増える(男子130人)みたいだから、来年の観戦時間はちょっぴり延びるのかもしれません。
自走でたどり着ける+自転車を側に置ける+のんびり観戦。ヤマ勘のみで突撃した割には良い観戦場所でした。でも、懺悔ポイントが2つありましたので、来年はしっかり注意したいと思います。
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