以前の記事で宣言したとおり、サイコンをキャットアイの「ストラーダ・スマート」からトピークの「パノコンピューター」に乗り換えてしまいました!つまり今、ワタシの手元には似たようなサイコンが2台あるのです。
どちらも「サイコン単体でも、スマホとBluetoothで接続しても使える」っていうメインのしくみは同じなのですが、細かいところを見ていくと意外と違っていたりします。というワケで今回は2つのサイコンを実際に使ってみた比較レビューをおおくりします!
◆こだわりのキャットアイ VS 割りきりのトピーク
2モデルを使ってみてわかったことは、スマホとの関わり方の違いです。キャットアイはサイコン単体(センサーダイレクトモード)でも、スマホ接続(ミラーモード)でも表示項目は同じ。ただ、ふたつのモードで差がでないようにこだわったぶん、初期設定や走行中の操作が多少複雑に感じます。
↑ストラーダ・スマートはサイコンからスマホアプリの操作もできる双方向性
一方、パノコンピューターは、サイコン単体使用(コンピューターモード)にメインの機能を持たせているようで、スマホ接続時(リモートモニターモード)の表示項目は絞られてしまいます。「スマホアプリを使っているのだから、詳しいことはそっちで見てね」という割りきり方。機能が制限されているせいか、キャットアイに比べると初期設定も走行中の操作もシンプルです。
↑「リモートモニターモード」はスマホデータを表示する単なる「窓」に徹しています。
↑ペアで使うスマホアプリは「panobike+」斜度も表示できます
◆画面表示は、カスタマイズできる便利さか、パッと見られるシンプルさか。
ストラーダ・スマートとパノコンピューターの一番わかりやすい違いは画面の大きさ。パノコンピューターの方が約1.5倍大きいです。
先ほど書いたように、スマホ接続モードの表示項目はストラーダ・スマートの方が多いのですが、一度に全部を見られるわけではなく、画面を切り替えていく必要があります。表示自体は、小さな画面の割にとても見やすいです。
↑この他にも、さらに2~3項目あります
パノコンピューターは、トータルの表示項目こそ少ないのですが、必要な情報が一画面でわかる。つまり走行中サイコンを操作することがほとんどないんです。これはこれでヒジョーにラクチン。
↑時計を常時表示してくれるのは地味に助かる
ただ、表示項目のレイアウトは固定。ストラーダ・スマートは、スマホアプリからサイコン画面の設定をカスタマイズできたのに……スピードよりも心拍数を大きく表示したかったので、これだけはとても残念です。
↑ストラーダ・スマートでは心拍表示を大きくできる
↑パノコンピューターの表示レイアウトは固定……
◆単純だから「Xiaomi Mi Band 2」を認識してくれたのかも!
こうして見ていくと、スペックは「ストラーダ・スマート」の方が優等生。スマホとの双方向性やその気になればパワー表示までできちゃう本格派なのですから。
でも、多機能なぶん複雑な通信を行うためか、センサー類との相性は限定的。同じキャットアイ製品なら問題ありませんが、ワタシのように他社のスピード&ケイデンスセンサーを合わせようとしても、今ひとつ安定しません。心拍計はさらにハードルが高いようで、Xiaomi Mi Band 2では認識すらしてくれません。
( ´・ω・)⊃関連記事です
【リストバンド心拍計への道ー3】Xiaomi Mi Band 2の心拍計はライド中もなかなかの精度ですよ(^^)
その点「パノコンピューター」はXiaomi Mi Band 2ともサクッと同期してくれますし、スピード&ケイデンスセンサーも同じトピークですから、電池残量まで表示してくれちゃう!
機能的にはストラーダ・スマートよりちょっぴり見劣りするものの、ワタシには十分すぎるくらいです。
↑乾電池式なのに電池残量も表示!
◆そのほかの違うところも興味深いです
最後に共通点と相違点をまとめてみました。なんかビミョーなでこぼこが面白かったりします。
ストラーダ・スマートとパノコンピューターの共通点
・スマホアプリのディスプレイとしても、ワイヤレス・サイコンとしても使える
・Bluetooth接続
・Stravaと連携できる
・バックライトなし
・電池式
ストラーダ・スマートとパノコンピューターの相違点
ストラーダスマート | パノコンピューター | ||
本体 機能 | サイズ | 47×32 | 67×44 |
重量 | 26g | 46g | |
パワー計測 | ◯ | × | |
表示のカスタマイズ | ◯ | × | |
メール&着信通知 | ◯ | × | |
自転車2台登録 | × | ◯ | |
アプリ 機能 | 斜度表示 | × | ◯ |
miband2連携 | × | ◯ |
パノコンピューターはスマホと連動しているくせにメールや着信表示が省かれていたり、かと思うと自転車2台持ちにはしっかり対応していたり……。ハイテクなようでいて意外とユルめなスペックも、デメリットというよりは、なぜか可愛く感じられたりします。
あのホリエモンが勧めているところも、存在感があるようなないような、不思議なポジションを醸し出しています(^^)
<参照記事>
私のおすすめガジェット『TOPEAK パノコンピューター』
◆で、結局おすすめはどっちなの?
いつかはパワーメーター!と燃えるストイック派の方にはキャットアイの「ストラーダ・スマート」
何かをギセイにしてまでも、リストバンド心拍計にこだわるならトピークのパノコンピューター&Xiaomi Mi Band 2
というのが、吉尾のケツロン。Bluetoothサイコンの選びでお悩みの方々に、多少なりともお役に立ったなら幸いです!
※キャットアイはセンサー類もキャットアイで揃えた方が幸せになれそうです(^^)
※サイコン単体ではパノコンピューターの方が割高ですが、心拍てスピード&ケイデンスセンサー2点とを合わせたトータルコストはほぼ同じですよ。
吉尾エイチでした。m(_ _)m
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