【緊急連絡先カードを作ってみた】自転車に乗る前に備えておきたい、忘れがちな2つのこと:前編

ロードバイク初心者メモ

趣味のロードバイクに限ったことではありませんが、ミニベロでもママチャリでも、自転車で公道を走る際に一番大切なことは「無事に帰ってくる」ことだと思っています。

でも一方で、どんなに気をつけていても、起きるときには起きてしまうのがトラブルというもの。なので、サイクリストたるもの、トラブルにあったときの準備も、できる限りしておかなくてはと思うのです。

特に事故への備えは要チェック。パンクや機材の故障のような頻度の高いトラブルには対応できても、現実感の薄い「交通事故」に関しての準備は「ついウッカリ」忘れてしまいがち。実際ワタシも「緊急連絡先カード」を作ろう作ろうと思い続けて 、気がついたら2年もたっていましたσ(^_^;)

そこで、今回と次回については「交通事故への備え」として、「緊急連絡先カード」と「自転車保険」について考えてみたいと思います。

◆受け手側にアピールすることが、自分の命を救う……かもしれない

最近読んだある医療マンガに描かれていたことですが、意識不明で救急車に乗せられた段階で、身元がわからない場合(身分証明書がなにもないとか…)、病院が受け入れてくれないことがあるのだとか。理由は「治療費を取れないリスクをはらんでいるから」だそう。

瀕死のワタシを乗せた救急車がたらい回しにされている間にタイムアップしちゃうシーンが浮かんできて、思わずゾッとしてしまいました。

マンガのなかの話だから真偽はわからないけれど、医療を仕事としてやっている方々の立場になれば「誰でもかれでも受け入れる」わけにはいかない実情があるのかもしれません。

でも逆に、氏名と住所がわかり、引き受ける家族とも連絡が取れさえすれば良いわけで、それがカード1枚で解決するなら持たない理由はありませんよね。

◆免許証よりも緊急連絡先カードをおすすめする理由

免許証では「この人が吉尾エイチだ」というのはわかりますが、電話番号がわかりません。さらに、どんな持病を持っていて、なににアレルギーがあるのかといった治療に直結する情報もありません。

免許証しか持っていなければ、一刻を争う状況の中で、自分を助けてくれる方々にそういう「調べ物」させなくてはならないワケです。「緊急連絡先カード」ならその手間が省けるぶん、早く治療に取り掛かってもらえると思うのです。

こうして考えてみると、たった一枚の紙切れのことですが、万が一の時には、あるとないとでは大違い。まさに紙一重の差で命が助かるケースもあるかもしれないなあ、と思ってしまいました。

◆緊急連絡先カードは財布に入れておこう

せっかく作った「緊急連絡先カード」も、事故の際に素早く見つけてもらえなけば意味がありません。

元救急隊の知人に聞いたところでは、意識不明のケガ人の身元確認は、携帯電話の履歴と財布の中身を真っ先に調べるそうです。

今はスマホが主流で大概ロックがかかっていますから、万が一のときに頼りになるのはやっぱりお財布。保険証のコピーを一緒に入れておくとさらに安心です!

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◆緊急連絡先カードを作るならシマノのサイトが便利

今回ワタシが作ったのは、シマノさんのフォーマット。イベントで使われた書式のようですが必要事項は同じハズ。ここは迷わず借用させていただきました。

シマノ緊急連絡先カードフォーム

編集可能なPDF形式なので、氏名や連絡先を打ち込むだけで、ソッコー完成しちゃいます。あとはラミネーターを使って補強しておけばカンペキ。

ラミネーターがなければ、ラップで包んだりするのも良いですね。ただ、紙のまま入れておくと、いざ読もうとしたきにかすれて判読できないなんて事態もおきそうだから、なにかでカバーしておいた方が安心です。

機械を使わないラミネートもあるんですね~

こんなに手軽にできちゃうなら、自転車に乗るときだけではなくて、普段使い財布にも入れておこうと思いました。あと、家族全員にも持たせよう。事故はいつ、どこで、誰に起こるかわかりませんからね。

吉尾エイチでした。m(_ _)m

コメント

  1. yoshimotoya120 より:

    ワタシは記事にあったシマノのカードを参考し、表面が緊急連絡先、裏面が医療情報のカードを自作してます。

    機械を使わずにラミネートできるのは便利ですね。これは知りませんでした。

    ただ、作ってから気づいたんですが、このカードってマイナンバーカードなんて比べ物にならないほどに個人情報満載なので、うっかり落としたりすると悪用されやすい諸刃の剣だなぁと。
    この辺、救急や警察と身内関係にだけ情報が共有されるようなクラウドシステムのサービスが必要かなあと考えてました。

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