わが街三浦半島がある神奈川県では、自転車と歩行者が関係する事故が増えているそう。それを受けて、今年の4月から 「神奈川県自転車条例」が施行されています。さらに10月1日からは自転車の保険加入も義務化。全国の都道府県では9番目になるようですね。
当ブログを読んでいただいている皆さまは、すでにご加入済みの方ばかりだとは思いますが、念のため、今回の自転車保険義務化の概要を確認しておきたいと思います。
ヤビツ峠や三浦半島に走りに来る方も対象ですが……
保険の義務化が適用されるのは「県内で利用される自転車」。つまり、居住しているわれわれはもちろん、県外から走りに来てくださる方も対象です。しかし、au損保さんの調査では、神奈川の自転車保険加入率は54%と全国平均の56%を下回る状況ですから、まずは県内の加入率を底上げすることが先決。義務化に連動してスタートした「かながわゼロアクション」の盛り上がりに期待したいところです。
自分以外の家族が自転車に乗るご家庭もアテンション
神奈川県がフォーカスしているのが、10年程前に神戸市で起きた事故事例。当時小学生だったお子さんが加害者となったケースで、母親の監督責任が問われ約9,500万円の賠償命令がでました。
子供が自転車で起こしたこととはいえ、事故は事故。当事者ではないから判決の是非をここで論じることはできませんが、もし自分や家族が被害者で、相手が子供だから自転車だからといって、なんの補償もされなかったとしたらやりきれないと思います。
一方で、加害者側も保険をかけていなかったために高額な賠償金を払えず、自己破産に追い込まれてしまうことも少なくないのだとか……クルマやオートバイと同じく、自転車も公道を走る「車両」ですから、家族全員でその意識と備えをしっかり持っておきたいですね。
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