前回の記事でリアスプロケを交換することに決めたワタシ。善は急げで、早速ポチッと…『アルテグラCS6600・16-27T』がやってきました!今付けている13-25Tと同じ、クロスレシオのジュニア・タイプです。
<関連記事>
【BBとスプロケ整備】人生初のアルテグラはジュニアなCS6600!
◆カセットフリーのスプロケ交換に必要な工具は3つ
早速、スプロケを交換してしていきましょう。今回使う工具は3種類です。
1.ロックリング・リムーバー
スプロケットを締め込んでいるロックナットを外すためのアタッチメント。
2.モンキーレンチ
ロックリング・リムーバーを回すために使います。長さが300ミリくらいのものが一本あると使い回しが利くので、あとあとまで便利!24ミリサイズなら、スパナでも、メガネレンチでもOKです。
3.小ギア抜き(スプロケット・リムーバー)
ロックリング・リムーバーと組み合わせて使います。
1と2が合体しているタイプもあります
モンキーレンチ以外は、スプロケ専用の工具ですが、比較的安価なものなので揃えておいても損はないと思います。
◆リアスプロケ交換は意外とカンタン
工具が揃ったところで作業スタート!リアホイールを外して、クイックレリーズを抜きます。タイヤの空気圧が低い時は、7barくらいまで補充しちゃいます。スプロケ交換は体重をかける作業なので、リムの負担を減らします。
センターホールにロックリング・リムーバーをセット。
スプロケを前側にしたホイールを足の前に置き、小ギア抜きを画像の向きでセット。チェーンをかけるギアは、ローから2.3番目(T ^ T)あたりでOK。
最後に、モンキーレンチをロックリング・リムーバーにかまして、下向きにじわじわと体重をかけていきます。勢いをつけてガツッとやるのは怪我のもとですから、くれぐれもご注意くださいませ。
↑反時計回りに回すとロックリングが緩みます
ゴリゴリした感触に思わず手を止めたくなりますが、緩み止めの溝のせいなので、気にせず回し続けましょう。
↑ロックリングが外れました!
後は、フリーからスプロケを引き抜けば完了です。
◆スプロケを取付にはスペーサーを忘れずに!
フリーには固着防止にグリスを塗ってあります。グリスのベタつきが、どうしても砂やヨゴレを寄せてしまうので、パーツクリーナーを含ませたウエスでクリーニング。キレイになったら、固着防止に再びグリスを塗布します。ワタシは安いリチウムグリスを使います。
↑パーツクリーナーをフリーに直接噴射するのは避けるべき。フリー内部のグリスが溶け出すキケンがあります。
WH6800のフリーは11速対応。10速のスプロケを取り付ける場合はスペーサーが必要です。CS6600のジュニアシリーズに使うのは、ホイールに付属している1.85ミリスペーサーのみ。
↑スペーサーの向きをフリーの切り欠きに合わせてインサート
余談ですが、同じ10速でもスプロケに1ミリスペーサーが付属している型番(CS5700とか)は、1.85ミリも1ミリも両方使うそうですよ。
↑スペーサー→スプロケ→ロックリングの順でフリーにはめこんでいきましょう
ロックリングのネジ部にも、グリスを塗ったら手で回せなくなるところまで締込みます。次にロックリング・リムーバーとモンキーレンチでさらに締込み。締め込む強さは40Nとかなり強めです。
↑締込みには小ギア抜きは使いません
クイックレリーズを通して、フレームにリアホイールを戻したら完成!
↑どんな坂もドンと来い…という気持ちσ(^_^;)
◆チェーンは替えずに様子見です
リアスプロケを大きくする場合、チェーンの長さが足りなくなって、セットで交換になるケースもあるそうです。目安はリアディレーラーのプーリー(歯車の位置)。シマノのマニュアルでは、上下のプーリーが垂直に並ぶのが理想とされています。
ワタシのルイガノを見てみると、リアディレーラー下側の歯車「テンションプーリー」が、少しだけ前進してしまいました。 トップギアが13→16Tと大きくなったせいですね。
チェーンも交換かなあと思いましたが、試乗してみると変速は問題ナシ。ノビもなく、まだまだ使えるチェーンなので、悩ましいところです。
というワケで、チェーンはしばらく経過観察でーす。えへσ(^_^;)
吉尾エイチでした。m(_ _)m
コメント