自転車ライトシリーズ第四弾は、「一体どのモデルが最適解なのか?」です。
前回の記事では、カタログスペックから「実際の明るさ」を想定するための目安を決めましたので、今回はそれに沿ったモデルをピックアップしてみますね。
◆たまにしか乗らないワタシは乾電池モデル!
充電池式のライトが増えている中、トレンドに逆行している感は否めませんが、ワタシは乾電池式が良いので、充電池式は今回は対象外とします。
●乾電池式ライトが良い3つの理由
『総じて、充電式よりランタイムが長い』
→夜に乗ることは稀。そのために充電するのが面倒なんです
『電池切れにも即対応可能』
→単三や単四ならばコンビニで必ず調達できますね
『コンセントを塞がれない』
→これ以上コンセントを占領するものを増やしたくないんですσ(^_^;)
日常的に夜走る方には、明るさ的にも、サイズ的にも、経済的にも、充電式の方がアドバンテージがあると思いますが、夜間に走ることはほとんどない、というワタシにとっては、乾電池モデルの方が使い勝手が良いと思うのです。
というワケで、まずは各社の乾電池モデルを調べてみました。
◆100ルーメン以上の乾電池モデルは『ジェントス』ほぼ一択
前回の記事で仮説として考えた「明るいライト」の基準は138ルーメン以上。キリの良いところで、100ルーメン以上のモデルの取り扱いを調べてみます。
【各社ライトの乾電池モデル】
●ジェントス
100ルーメン以上の乾電池モデル:5
価格帯:2,000~5,000円
ハンディライト(懐中電灯)やアタマにつけるヘッドランプが有名。突出した明るさのモデルはないけれど、実用的な光度と価格が魅力。ライトの配光も評価高い。
●キャットアイ
100ルーメン以上の乾電池モデル:1
価格帯:4,500円
超有名サイクルアクセサリーブランド。特に自転車用リフレクターは国内シェア70%、国外シェア40%といわれるほど。「VOLT」シリーズが有名だけど残念ながら全て充電池モデル。
●レザイン
今年10周年を迎えたアメリカンアクセサリーブランド。性能とデザインを両立させたプロダクトにファン多し。100ルーメン以上のライトは全て充電池モデル。
●オウルアイ
ライトの明るさに定評があるブランド。太陽光パネルと組み合わせた先進的なモデルもあるが、乾電池仕様は存在せず。
●ノグ
メルボルン発のアクセサリーブランド。コンパクトでユニークなデザインが目を引く。100ルーメン以上のライトは全て充電池モデル。
いや~、ここまで充電式化が進んでいるとは……乾電池式で明るいモデルをラインナップしているのは、ジェントスとキャットアイだけですね。
でも好都合なことに、地面の明るさ(ルクス)を計算するのに必要な「ルーメン」と「カンデラ」両方のデータを公開してくれているのもまた、ジェントスとキャットアイだけ。さすがジャパンブランド!モノづくりも情報公開も、キメ細かいので助かります(^ ^)
●乾電池式ライトのスペック一覧
候補としてピックアップしたは全6モデルですが、「明るい自転車ライトの仮説」とした、
・20ルクス以上
・照射角17度以上
を満たしているのは、ジェントスの『AM002ーMG』のみとなります。計算上では、広い範囲を一定以上の明るさで照らせるはず。ランタイムも標準的だし、なかなかバランスの良いライトのようです。
2回に分けてお送りしたフロントライト編ですが、結局は乾電池式で最大ルーメンのモデルが良いという、ありきたりな結論にたどり着いてしまいました。
AX-002MGを手に入れたら、今使っているライトと実際に比較して、「仮説の検証」をしてみたいと思います。ご期待くださいませませ!
吉尾エイチでした。m(_ _)m
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