初めてのビンディングペダル「ディズナ・ロードトリップ48シールドペダル」に交換して100キロほど走りましたのでレビュー。
他のビンディングペダルを使ったことがないので、フラットペダルと比べた良し悪しを、初心者の目線で書いてみます。
◆今のところ立ちゴケなし!マルチリリース並みに外しやすいのです
フラットペダルからビンディングペダルに替えるにあたり、一番不安に思っていたのが「立ちゴケ」。とっさの時に足が外れず、自転車ごとバッタン……。誰もが通る道と聞いていたので覚悟はしていたものの、今のところは辛うじてセーフ!「未遂」は何度もありましたが、ギリギリのところでちゃんと外れてくれるのです。
実はSPDのクリートには2種類あって、ロードトリップペダルに付属していたのは「シングルリリース」。水平に捻る動作でしか外れないタイプです。ちなみに、もうひとつは「マルチリリース」といって、その名の通りいろいろな方向に外すことができます。
普通に考えると、水平スライドでしか外れないはずですが、このロードトリップペダルは真上にむしり取るようなムチャな動作でも外れてくれるんです!
多分、着脱の強さ調整を最弱にしているからなのでしょうが、このフレキシブルさには何度も助けられました。おかげで今は立ちゴケの不安を感じなくなりました。「今だけ」かもしれませんが……σ(^_^;)
↑ペダル後端のネジを回して調整。Lが弱い、Hが強い
◆漕いでいる最中に外れることもありません
そこまでユルユルな設定だと、ペダルを回している時に外れてしまうのでは?と一抹の不安が過ぎりますが、ワタシのパワーとスピード程度では全くノープロブレム。外れる気配すらありませんし、ペダルにハメる時は、むしろ硬く感じるほどです。
SPDはステップインの感覚がソフトだという記事も目にしますが、このロードトリップペダルに限っては想像以上に手応え(足応え?)アリ。「バチン、バチン」と両足とも上手にハマると、気分はガンダム!ホワイトベースのカタパルトに乗っかって「吉尾、行きまーす!」ってなノリ。フラペの時より、気分もアガりますよ~^ ^
◆坂が登りやすいのは、プラシーボじゃないよね?
ワタシがSPDペダルの恩恵を一番感じているのは「上り坂」です。
重くてブカブカなシューズを選んでしまったせいか、平地では実感しずらいのだけれど、いざ登り始めるとフラペの時より進む気がしてなりません。これがウワサに聞く「引き足効果」なんでしょうか?ペダルを「引き上げ」ている感覚は全くないのですが……。
むしろ立ちこぎで踏み込んだ時に、スィートスポットと言いますか、足裏のチカラがかかっているところをつかみやすくなりました。ほら、「ペダルを踏む時は母子球あたりで」なんていうじゃないですか。それがフラペの時よりハッキリとわかるんです。
体重をうまく乗せられている時は気持ち良く進みますが、なんかズレている感じがあると、当然進みにくいです。ペダリングの良し悪しのバロメーター的な役割もしてくれるから、初心者にはありがたい。これはSPDペダルがというより、踏面が小さいロードトリップペダルならではのフィーリングなのだと思います。
あと、つま先の角度をかなりフリーダムに動かせるので膝への負担も少なそうです。といっても、絶えずユラユラする不安定な感じではなく、曲げたら曲げたで、その角度のままホールドされる感覚。
↑多少ガニ股でもOK
まとめ◆ビンディング初心者に使いやすいペダルだと思います
というワケで「ディズナ・ロードトリップ48シールドペダル」には大満足しています。改めてメリットをまとめてみると…
1.外しやすいけれど、外れにくい
2.坂が登りやすい
3.足裏の力点がわかりやすい
4.膝に優しそう
5.気分も上がる^ ^
どれもビンディング初心者には嬉しい効果。
フラペからのファーストSPDペダルとして、安心して使えるモデルだと思いますよ。候補のひとつにぜひどうぞ!
吉尾エイチでした。m(_ _)m
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