【ロードバイクと熱中症2022】健康マスターのおじさんが夏ライドで気をつけている5つのポイント

カラダのメンテナンス

各地で異例の早さの梅雨明けとなった日本列島。関東甲信地方は観測史上最も早いのだそうです。それだけならまだしも2022年の夏は猛烈に暑い!ピーカンの日並は言うに及ばず、雨日といえども朝晩の気温は平年より高い所が多いのだとか。寝苦しい夜が続くので体調を崩さないよう十分注意していきましょう。

かくいう吉尾も、かつては暑さに強いことが数少ないアピールポイントのひとつでしたが、加齢とともに”暑さ耐性”が年々落ちていく気がしておりまして……「熱中症で搬送」なんてニュースが他人事ではなくなってきた今日この頃。


↑気持ちはワクつくが……

というわけで、今年も恒例の「サイクリストの熱中症対策」をアップデートしておきたいと思います。吉尾は医療従事者ではありませんので、あくまで参考としてご理解いただければ幸い。ちなみに、タイトルにある「健康マスター」ってなんだ?という方はぜひ、文末もご覧いただければありがたいです。

今年はカラダの暑熱順化が間に合ってないかも

熱中症の対策として「暑熱順化」という言葉をご存知の方も多いことと思います。暑さにカラダを徐々に慣れさせていき、高気温や多湿への耐性を高めるわけですが、今年はその「徐々に」が飛んでしまいました。暑熱順化が不十分なまま唐突に猛烈な暑さがやってきたので、例年以上に熱中症のリスクが高い夏と言えるでしょう。

熱中症のリスクは疲れている時ほど高くなる

気温や日照など外部環境に目がいきがちな熱中症ですが、風邪と同じで、カラダがへばっているときほど発症しやすいといわれています。熱中症対策は、日頃からカラダのコンディションを整えておくことが大切です。

睡眠不足は危険度MAX

体調管理でもっとも気をつけたいポイントがコレ。カラダの放熱には発汗を促したり皮膚の血流量を増やすことが必要ですが、その働きをコントロールしてるのが自律神経です。睡眠不足だと自律神経の働きが低下するので、熱中症にかかりやすくななります。

夜の暑さやエアコンの効かせすぎで眠りが浅かったりするときは、もうひと寝入りしてから出かけるなどの工夫も必要です。なかなか難しいことですが、普段から睡眠のプライオリティをあげてココロとカラダをしっかりと休ませましょう。

無理と過信は禁物!変だな?とおもったら迷わず撤退を

睡眠不足のようなハッキリとした不調がなくても、じわじわと忍びよるリスクが加齢です。中高年世代サイクリストの皆様におかれましては、「昨年は余裕でこなせたはずなんだけど、今年はなんかキツく感じる」そんな体験はありませんか?

個人差はあるものの、一般的には年齢を重ねるごとにカラダのパフォーマンスは落ちていきます。自律神経の稼働もしかり。体調も対策も万全で臨んでも熱中症になってしまう場合もあります。我々サイクリストは好き好んで炎天下の中に繰り出していくわけですから、自分も含めて「年寄りの冷や水」なんて言われないよう、カラダの変調には早め早めの対応を心掛けたいものです。

個人的に実践している熱中症対策まとめ

年々暑さ耐性が低下しているのを自覚しているため、35℃を超える猛暑日のライドにはかなり消極的になりました(行くときは行っちゃいますが)。出走時もかなりナーバスに対策をしているので、今のところ寝込むような事態にはなっていません。

対策①
万全でなければDNS

前半で書いたとおりですが、不調というほどでなくてもテンションが中の下くらいだったらやめる確率が高いです。春秋冬と違って「走りだせば気分が良くなる」保証がないからです。


↑当日の暑さ指数にも注意
熱中症環境保健マニュアル

対策②
日中を避けてライドする

「朝出発・夕方帰宅」という王道のライドスケジュールを見直して、早朝〜10時とか、18時以降にスタートとか、この時期は思い切って陽の光を避けてみるのも有効。気温は低いし、クルマは少ないしで、肉体的にも精神的にも日中とは比べものならない走りやすさです。


↑ナイトライドなら夜景も楽しみ!

対策③
補給は水分もミネラルも

発汗量の増加を補う水分補給も熱中症対策にはマスト。脱水症状を起こさないよう、こまめにボトルを口に運ぶ癖をつけましょう。また、汗とともに体内の電解質も流れ出してしまうので、ナトリウムなどのミネラル補給も忘れずに。


↑ボトルの中身は飲んでカブれる真水派です


↑ミネラル補給は塩飴やタブレットを愛用

対策④
効果的にカラダを冷やす

カラダの放熱を助ける工夫も外せないポイント。首筋・わきの下・腿のつけねなどのクールスポットを重点的に冷やすと効果的です。コンビニ氷を袋のままジャージの背中ポケットにインサートしておくと、炎天下のライドがめちゃくちゃ快適になります。


↑効果的に体を冷やせるポイントを攻めよう


↑コンビニ氷を氷嚢代わりに。溶けた冷水は飲んでよし!かぶってよし!


↑キャメルバックのシャワーキャップは節水しながら広範囲をクールダウンできるので便利

対策⑤
夏のライドはノーマスク推奨

今年は政府から屋外でのマスク着用についてのガイドラインが正式にリリースされました。マスクは熱中症のリスクを高めるという見地から、会話をしないソロライドなどではノーマスクが推奨されています。

あの手この手で対策しないと夏の暑さには勝てなくなったのか……と、老いに対する敗北感がないわけではないけれど、特に今年は「無理をして周囲に迷惑をかけるよりはマシ」と開き直ることにしました。いくつかでも参考にしていただけることがあれば幸いです。

おまけ
健康マスターとは

一般社団法人日本健康生活推進協会の資格で、健康知識、健康増進ノウハウや、多くの健康情報の正否をみきわめ、正確な健康関連情報にアクセスできる一定のスキル”健康リテラシー”を認定されています(医療行為者ではありません)。


↑吉尾は健康マスター(エキスパート)を取得しています

吉尾エイチでした。m(_ _)m

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