【フロントシングルへの道①/ギヤ比編】チェーンリングが1枚になっても貧脚は幸せになれるのだろうか?

グラベルバイクを調べていて気になったのが「フロントシングル」。MTBのトレンドが同じオフロード系のグラベルバイクやシクロクロスにも取り入れられています。ロードバイクはチェーンリング2枚の「フロントダブル」が主流ですが、使うギヤが限られるヒルクライムやトライアスロンを発信源にジワジワと広がってきている感があります。

巷で言われるフロントシングルのメリ・デメ

子供の頃は「ギヤがたくさん付いている=エライ」という単純な思考でしたから、前ギヤ(変速)がないと聞くとなんとなく物足りない気がします。

【フロントシングルのメリット】
①軽量化

フロントディレーラーが不要な上、チェーンリングも1枚だけですから。

②整備性の良さ
フロントディレーラーの取付け、ワイヤリング、変速調整が不要な上、BBまわりの掃除がしやすい

【フロントシングルのデメリット】
①変速範囲が狭くなる

2×11が半分になるわけなので、フロントダブルに比べてギヤの守備範囲はシュリンクします。

②ギヤピッチが広がる
スプロケの歯数によってはギヤ比の幅をフロントダブル並みにできますが、段数は変わらないのでギヤ比の間隔が開きます。人によっては走りにくさを感じることもある様子。

③かえって重くなるときもある
ワイドなスプロケは重いです。メリットの軽量化分以上に重量化する場合もあります。ハイグレードなスプロケは軽いですが、かわりにかなり値が張ります。重さと価格のトレードオフの法則はロードバイク界隈と同じ。


↑グラベルバイクでもフロントシングルをダブルにする方もいる

使うギヤレンジが限られるヒルクライムレースで勝つために1gでも軽くしたいならともかく、ロングライドにフロントシングルはあまりあまり幸せなれなさそうな気がします。

今さらながら、フロントアウターリングがなくても困らないことに気づく

でもしかし、です。吉尾の脚力と常用ギヤをじっくり考えてみると、ネガティブな評価は一転します。

吉尾は非力な上、追い込むような乗り方もしません。巡航は30km/h前後だし、登坂の時には30Tまであるリアギヤをすぐに使い切ってしまいます。ケイデンスを85で計算すると、常用するギヤ比は2.4あたりから3未満。それ以上は下り坂くらいでしか使いませんし、そもそも下り坂で50km/h以上のスピードを出すこともありません(制限速度遵守!)。下り坂の50km/hなんて足を回さなくても大丈夫。つまり、吉尾の走りは34Tのインナーギヤさえあれば賄えてしまう……。ま、今気付いたというより、見てみぬふりしていただけなんですけど、ね。


↑ロー側は30Tでも足りないくらいですが

インナーリング34Tでフロントシングル化してみてわかったこと

気付いてしまったからにはチャレンジあるのみ!悲しい気持ちを盛り立てながら、とりあえずインナーリングでのフロントシングルを試してみました。


↑フロントディレーラーを外し、インナーリングをアウター側に付け替えただけのお手軽仕様。それにしても前ギヤちっさ〜

やっぱり、アウターリングは不要

緊急事態宣言中は外ライドを自粛していましたので、スマートローラーで回してみた感想になります。

>>【エクスプローバ・ノザSの300kmインプレ 】スマートローラーの静音性をクラシックローラーと比較してみた | 凪ロード

ロングライドペースの平坦と登坂については、仮説どおりインナーリングだけで不便は感じませんでした。確かに下り坂ではスピードが乗りませんが、そこも想定内なのでノープロブレム。実走ではどんな評価になるのか、自分のことながら楽しみ。