スクルトゥーラ5000試乗レポート第二弾はコンポ編です。ティアグラ4600しか使ったことのないワタシが、アルテグラ6800を初めて使ってみましたよ。
<スクルトゥーラ5000の試乗記事>
【カーボンロードバイク初試乗】メリダ・スクルトゥーラ5000の安定感に惚れ惚れちゃったぞ!
◆今まで疑っていてスミマセン
シマノコンポの上位クラスの素晴らしさは、そこここで目にしてきましたが、
「変速という同じ機能を果たしているもの同士でそこまで変わるものなのかしら?」
正直なところ半信半疑でしたよ。でもね′サ行モデルのアルテグラ6800を今回初めて使ってみたら、ゥ
「変わるね、根こそぎ!」
と、声を大にして言っちゃいます。
◆とにかくコンパクト&スムース!2階級の差は歴然でしたσ(^_^;)
前回の記事で、スクルトゥーラ5000のインプレをこんなふうに書かせていただきました。
全てがよりコンパクトであり、
全てがよりスムーズであり、
全てがよりクイックであり、
結果、全てがよりコンフォートである
アルミの愛車『ルイガノCENアルテグラMIX』と比較した感想なのですが、この感動だだ漏れフレーズの半分くらいはコンポのおかげなんです。
●グリップがコンパクト
手が小さいワタシには、ティアグラ4600の大きさはもてあまし気味。この「握り感」だけでも、快適さは20%アップです。
●ストロークがコンパクト
ブーキもシフトも、レバーを動かす距離が短くてビックリ。ティアグラ4600の「よっこいしょ!」っていうフィーリングと比べちゃうと、手開きの傘とワンタッチの傘くらい差があります。
●ハンドルとフラットな形状も羨ましい
ドロップの浅いシャローハンドルと合わせる場合、ティアグラ4600ではハンドルのフラット部と、どうやっても角度が合わないんです。5700以降のモデルはそれができるので、操作がしやすいですね。
●ブレーキの弱さをレバーの形状でカバー
唯一ブレーキだけは、アルテグラ6700を積むルイガノの方が効きました\(^o^)/
↑スクルトゥーラのブレーキはメリダオリジナル
でも、操作性はスクルトゥーラの方が上。6800のレバーは、幅広でフラットな面になっているからチカラを入れやすい。加えてストロークも短いから、一瞬で反応できちゃう。
要は、使いやすいから、億劫がらずにマメに操作するようになる。だから、ブレーキの制動能力が劣っていたとしても頻度でカバーできている印象です。
●変速スピードは「スゲえ」のひとこと
特にフロントディレーラーのアップ時。ワタシの5700は「ガラガチャン」って感じですが、アルテグラ6800は「ガシャ」で終わり。
シフトレバーのストロークの短さとあいまって、とてもデジタルな印象。最初はワタシの気持ちの切り替えがついていけず、戸惑ってしまったほどクイック!
↑チェーンリングは非アルテグラ。でもワタシには不足を感じられませんでした。
アルテグラ6800を使ってから、ティアグラ4600に戻ると、ブレーキングやシフト操作を横着している自分に気がつきました。我ながらコレはかなりキケンなハナシです。
やはり、自転車はヒューマンな乗り物。レースで勝つためだけでなく、路上での安全性の面でも、「使いやすさ」とか「心地よさ」といったエモーショナルな要素って大切なのだなあと、つくづく……。
以前の記事で、キャノンデールの整備をした時、5700コンポの操作性に感動しましたが、当然、今回はそれ以上!ティアグラの人は105で感動し、105の人はアルテグラで感動するように、シマノさんもつくっているのでしょうね。
にしても、アルテグラ6800。欲しいぞ、コンチクショー!
吉尾エイチでした。m(_ _)m
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