前回のエントリでは、自転車のメンタル面への気づきを書いてみました。心身は繋がっていますから、もちろんフィジカル的にも効果抜群です。特に長年にわたり運動不足を自覚している方にこそオススメなのです。
■意外なことに自転車ってカラダに優しいんです
運動ならば、ジョギングだっていいじゃないか、というご意見もあると思います。もちろん、それも正解。でも、運動不足の人がエクササイズを始めるなら、ジョギングよりも自転車がオススメな理由があるんです。それは、膝への負担。
娘が前十字靭帯を断裂し、そのリハビリと筋力トレーニングに良い、と医師から言われたのが自転車でした。ジョギングは、着地時に膝にかかる負担が非常に大きいのと、筋力が弱っている時には、角度を保持できず、足をひねりやすいのだそうです。一方、自転車は、円運動の繰り返しで、一点集中の衝撃がないために足のチカラが弱っている人のトレーニングとして、安全、かつ有効なんだとか。また、ギアを使うことによって、負荷の強さを可変できるところも大きなメリットなんだそうです。
とはいえ、重いギアで、ゆっくりペダルを回す行為は、膝を痛めてしまうことも。私はそれを知らなかったので、初の50kmライドの時、若い頃のつもりでそれを多用して膝の調子をおかしくしてしまいました。まさに「年寄りの冷や水」。今はなるべく軽いギアで、関節に負担をかけないように乗っています。膝が復活したら、負荷をかけて筋力アップに励みたいです。いかんせん遅すぎるので…
ということなので、車重が重く、ギアの装備も少ないママチャリよりも、どうせ乗るなら、クロスバイク以上のスポーツ自転車がおすすめなのです。漕ぎ出しの軽さは膝への負担軽減にもつながります。
■脚だけじゃない。意外と全身運動なのが自転車
ならば、ジムにあるようなエアロバイクだって良いじゃないか、というご指摘もあろうかと思います。それもまた正解。ですが、エアロバイクは倒れませんから…何が言いたいかというと、バランスを取りながら自転車を漕ぐというアクションが、意外と全身運動になっているということなのです。
自転車を効率的に前進させるには、脚の回転だけではなく、腰や上半身の使い方も重要。私はまだうまくできませんが、スピードを出すためには、前傾姿勢を保つための腹筋力や柔軟性、腕の引きつけなんかも必要ですし、上り坂などはダンシングというサドルから腰を浮かせた走法も大切なのだそうです。そういったものは、室内でエアロバイクを漕いでいるだけでは、なかなか身につくものではありません。
ね、乗りたくなってきちゃったでしょ?自転車。
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