6.向かい風には反則技レベルの軽やかさ
バイクに乗っている時には半信半疑でしたが、後から調べてみて確信しました。何がって、あれほど苦手だった向かい風でも意外とスルスル進むのですよ。アゲンストのシチュエーションでは相対速度が上がるので、低速からエアロ効果が効いてくるのでしょう。
これまでは、向かい風に抗うだけでグッタリしていた吉尾でしたが、ホイールを替えてからは疲れにくくなりました。ディープリムにはこんなメリットがあったなんて……もっと早くに替えていれば良かったです。
7.まとまった距離をラクに速く走れそう
脚力不足を棚上げして言わせてもらうと、数百メートルよりも、数キロメートル単位で速さを実感できるホイールです。1〜6のメリットが少しずつ積み重なって、距離が長くなればなるほど差がついてくる、そんなイメージを持ちました。
ブランド | Prime | シマノ | |
モデル | RP-38 | WH-6800 | |
実測 重量 | 合計 | 1470g | 1670g |
前 | 650g | 710g | |
後 | 820g | 960g | |
リム高 (前後とも) | 38mm | 23mm | |
リム幅 (内寸) | 16.5mm | 15mm | |
リム素材 | カーボン | アルミ | |
スポーク素材 (形状) | ステンレス (エアロ) | ステンレス (セミエアロ) | |
ハブ・ベアリング | シールド | カップ& コーン | |
チューブレス対応 | チューブレス レディ | チューブレス |
下り坂のイマイチ感をヒモ解くと慣れや技術の足りなさが見えてきた
ほぼパーフェクトに気に入ったホイールですが、ひとつだけ腑に落ちないことがあります。それはダウンヒルが今ひとつ気持ちよくないところ。なんとなく、加速感が足りない感じがします。
でも、よくよく考えてみると、ホイールのせいというよりは、自分が上手に乗れていないだけなのだという残念な現実に思い当たってしまいます。
1.加速しないのではなく、しすぎるからすぐにブレーキをあてちゃう
多分、WH6800以上に加速しているのだとは思うのですが、スピードの上がり方に慣れていないのでビビってすぐにブレーキを握る結果的に遅く感じる
2.カーボンリムのブレーキは効きにくいと思い込んでいるからスピードをセーブしちゃう
リムブレーキタイプのカーボンホイールのデメリットとして制動力の低下を指摘されることがあります。個人的にはドライコンディションの平地で困ることはありませんでしたが、やはり不信感を拭いきれないようで、下り坂では必要以上にナーバスになっている自分に気づきます。
3.横風をコントロールできないからビビりながら下る
さらに、ディープリムのデメリットである横風に弱いところも影響しているかと。吉尾のスピードでは横風を受けても、平地なら思っていたより走りにくさはありません。
ただ、スピードが上がるダウンヒルでは、道がカーブしているだけでリムへの風当たりが変わり、ハンドルを取られることがあります。下り坂では、WH6800よりもバイクコントロールに神経を使うぶん、楽しさを感じられないのでしょう。
まとめ:RP-38はルックスが良くて、平地も登りも卒なくこなすイケメン優等生。なのに気さくなお値段がフトコロに優しい
というワケで、吉尾自身がステップアップしなければならないところはありますが、RP-38は想像していた以上に気持ち良く走れるホイールでした。ロングライド志向の吉尾にとっては長く付き合いたいモデルです。
それでいて、カーボンホイールとしては値ごろなプライスだから、デフォルトホイールからの買い替え候補としてもおすすめできる選択肢のひとつだと思います。
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吉尾エイチでした。m(_ _)m
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