【22年度版・注目のスマートローラー】ハイエンドかエントリーか選ぶならどちらがおすすめ?

スマートローラー

エクスプローバ・ノザ one
誰でもZWIFTを100%楽しめるチートマシン?

お値ごろ価格で人気を博した同社のスマートローラー「ノザS」。その半額程度まで価格を下げたニューモデルが「ノザone」です 。ターゲットはもちろんエントリーユーザー。ZWIFTなどのバーチャルライドに興味があっても、スマートローラー本体の価格に購入を躊躇していた層を取り込む目論みですね。

でも実はこのモデル、コースの斜度に連動する自動負荷装置がないんです。なので、エクスプローバは「ノザone」をスマートローラーではなく”パワーダイレクトトレーナー”と銘打っています。価格とともに最大負荷も800Wと「ノザS」の2500Wに比べたら3分の1以下に抑えられ、フィットネスレベルのライトユーザーでも気軽にオンライントレーニングを楽しめるようになっているのだとか。

自動負荷装置なしでZWIFTにつながる意味が最初はピンとこなかったんですけど。よくよく考えてみると、確かにすごく楽しめそう!普通なら萎えてしまうような山道を平地と同じ感覚で登れちゃうわけですからね。自分の走力に関係なく数あるコースのすべての美しい世界観を堪能できるってこと。ユーザーの裾野を広げる良い意味での「チート」ですな。


↑ZWIFTを1年やって、一度も登ったことないですもん、ジッサイ。

「ノザone」は、バーチャルライドビギナーはもちろん、「流行りに乗ってZWIFTを始めたのは良いけれど、力不足で走れるコースが限られちゃうんだよね」なんていう吉尾みたいなヘタレ系ズイフターの乗り換えニーズも掘り起こせるかもしれません。いや、実際ちょっと欲しくなってる……。

どうせなら、持運びにくさを改善してほしかった!

めちゃくちゃ楽しそうな「ノザone」ですけど、ライトユーザー向けを謳うなら既存モデルの「ノザS」と同じ筐体を使わないほうが良かったと思います。とにかく重量バランスが悪いうえ、手をかけるところがないので、移動しにくいのです。そのうえ、脚の組み立てもいちいちアーレンキーを持ち出さなくてはならないから、乗るたびに設置して終わったら片づけるという使い方は現実的に無理。

↑そんなわけでわが家の「ノザS」は、立派な常設マシンとしてスペースを占有しています。

「ノザS」 より5kgほど軽くなったとはいえ、それでも「ノザone」の重量は12kgもあります。持ちにくいものをほいほい動かせる軽さではありません。「自動負荷装置がないからAC電源が不要」までは良いですが、「どこでもプレイできる」というのは、嘘ではないけどちょっと言い過ぎ。

ライトユーザーならトレーニング機器を常設にしたくない方がほどんどだから、そこはクリアしておいたほうが刺さるはず。次回作にはぜひとも期待したいところです。

スマートローラーの裾野が広がる?

今回のニューモデルの共通点は、既存モデルを上手に使いまわして低価格化しているところ。ハイエンドクラスもエントリークラスも手を出しやすいモデルが増えていけば、ユーザーの裾野も広がって、eスポーツとしての盛り上がりも期待できちゃうかもしれません。冷めかけたオンライントレーニングマーケットの起爆剤になってくれるとよいですね。

そうそう、この2台で個人的におすすめしたいのは、エクスプローバ・ノザone。やっぱりユニークなチートマシンがどこまで受け入れられるか楽しみでなりません!

吉尾エイチでした。m(_ _)m

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