ロードバイクにハマる前は、船釣りにいそしんでおりました。一見、真逆の趣味に見えますが、両方やってみると、結構似ているところが多かったりします。
1.アウトドアで楽しむものである
どちらも外でプレイするレジャー(スポーツ)だから、天候に左右されます。冬は寒いし、夏は暑い。風が強い時はやりにくいし、雨はなえる(^^)。
当然、どちらのウエアも寒さ暑さに耐えられるように高機能素材(ゴアテックスとか)を使ったものが多いですよね。そうそう、保安アイテムを身につけるのも共通点。自転車はヘルメット、船釣りはライフジャケットです。
2.用途で機材が変わってくる
ロードバイク、マウンテンバイク、ミニベロ、そしてママチャリ。自転車に用途別の種類があるように、船釣りにも、狙う魚によって道具立てが変わってきます。アジ、キス、マダイ、カツオ、そしてタコやイカ……道具も仕掛けも全部違います。
この道具を選ぶのがまた楽しい!自転車本体や周辺グッズと同じように、竿とかリールとか仕掛けづくりの小物とか、自分にあったものを探すときのワクワク感は機材スポーツの醍醐味のひとつ。
数百円で買えるものもあれば、天井知らずの高額品もあったり……このあたりも、自転車で狂った金銭感覚の持ち主なら意外とナチュラルに受け入れられるはず(^^)
3.メーカーが共通している
船釣りの世界は、シマノとグローブライド(以前のダイワ精工)で二分されています。いわゆる寡占市場ってやつです。
この2社はスポーツ自転車の市場でも、馴染み深いブランド。シマノは歯車つながりで、コンポーネントをほぼ独占しているし、グローブライドはカーボンつながりで、コラテックやフォーカスの代理店をしています。
面白いのは、自転車ではコンポに徹しているシマノが、釣りの世界ではカーボン製の竿を出していたりします。
5.凝るとハンドメイドやオーダーメイドに走りたくなる
自転車のフレームと釣竿は相通じるものがあります。極めてくると、オーダーメイドのワンオフが欲しくなったりします。
釣竿はグラスファイバーの無垢素材を好む方も多いです。カーボンと比べて重量はかさみますが、しなり具合が絶妙でかかった魚を逃しにくいそうです。もちろん値段は高いです。自転車で言えば、上質なクロモリやチタンのオーダーフレームとイメージがかぶるんです(^^)
4.やりながら考え事ができる
自転車は、ペダルを回しながら考えごとをする方も多いようですが、釣りもまたしかり。
と言っても“糸を垂れたままぼーっとしている”という意味ではありません。船釣りって意外と忙しいんですよ。エサをつけて、仕掛けを海中に下ろして、魚がいそうな深さで誘って、ダメなら引き上げて仕掛けをかえてみたり……上手な人ほど分単位で動いています。
ただ、基本的な動作は「繰り返し」だから、その日のペースをつかんでしまえば、アタマの中は別のことに使えるというワケです。
家族ウケが良いのは圧倒的に船釣りの「お土産」
アウトドアで活動する機材スポーツ(レジャー)ということで、共通点が多いスポーツ自転車と船釣り。本人にとってはどちらも楽しい趣味だけど、わが家の場合、家族ウケは天と地ほどの差があります。
天はもちろん船釣り。つい何時間前まで生きていた魚をその日の夜に食べるので、うまくないワケがない(^^)しかも、全くのボウズ (釣果ゼロ)になりにくいのが船釣りの良いところですから、ま、何かしら家族へのお土産があるワケです。
一方自転車は、家族への貢献はまるでなし。ライドの際はなるべくお土産を買ってきて、少しでも風当たりを和らげようとしていますが、新鮮なお刺身を上回るものはなかなか見つかりませんσ(^_^;)
自転車が好きな人は、きっと船釣りも気にいる……かも(^^)
「またひとりだけで楽しんじゃって!」なんて、家族からのプレッシャーが高まるときは、思い切って船釣りにチャレンジしてみるのも良いかもです。ハンドルを釣竿に持ち替えて、うまい魚を持って帰れば、次のライドも出やすくなる!かもかも(^^)
最近の船宿は、道具一式レンタルできますから、まずはクーラーボックスだけあればOK。さらに、東京湾のアジ釣りならば、短い時間で楽しめる半日コースもあります。むしろ、ロードバイクよりも手軽に始められますよ。
初めての船釣りにおすすめ!駅から歩いていけるフレンドリーな船宿さんです
吉尾エイチでした。m(_ _)m
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