【ショートクランクの効果②/実走編】300km走ったレビューとポジション調整

ショートクランクってどうなのさ?

ポジション(サドル位置)を変えるべきか?

クランク長を短くした場合は、下死点のペダル位置が高くなる分サドルを高くするのがセオリー。でも個人的には、サドル位置の調整はしばらく乗り込んだ後でも良いと思います。それまでのクランク長がアンマッチだったとしたら、サドル位置もまたベストではない可能性が高いからです。

ショートクランク化で上死点の脚抜けは間違いなくスムースになります。クランク長が自分のカラダにフィットすれば、上死点の効果だけでもずいぶんラクに感じるはず。下死点のフィーリングを詰めるのはそれに慣れてからの方が、判断しやすいと思いますよ。


↑たった5mmでも上死点の感覚は敏感。逆に下死点は割と鈍感。

ちなみに、吉尾のサドル高は以前のまま。下死点で脚に余力ができた気がします。もともとのサドル高がちょっぴり見栄っぱりだったのかもしれませんね。

ショートクランクのキモはカラダとのマッチング

結局、実走で感じたショートクランクの効果は「脚の回転範囲がコンパクトになること」に連動したものだけでした。実際に道路を走る時には、煩雑にギヤチェンジしますから、テコの原理などの力学的な側面はギヤ比の違いに呑み込まれてしまうようです。

なので。便宜上“ショートクランク”と表現していますが、肝はそのクランク長が自分のカラダにマッチしているかどうかがポイント。つまり、ショートクランクはチートな裏ワザではなく、サドルやハンドルと同じようにポジション調整の一要素としてクランク長もしっかり検討したほうが良いですよ、というサジェスチョンなのだと理解しています。

とはいえ、クランクを長くするよりは短くした方がリスクは少ないと思います。なんとなくでも脚の回し方に違和感があるなら、ショートクランクを試す価値ありです。おすすめ!

↑105なら160mmサイズからラインナップ

吉尾エイチでした。m(_ _)m

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