・トレンドを押さえた形状とよりレーシーなジオメトリ
新設計のフレームはそのフォルムにも注目。旧型はオーソドックスなスローピングフレームでしたが、新型は最近のニューモデルがこぞって採用するオフセットシートステイタイプになりました。このあたりは好みですけど、吉尾は“小さいリア三角”が好きなので好感度アップです。
トレンドといえば、全体的にほんのりとエアロシェイプになっていたり、一体型のシートポストクランプになっていたり、カラーバリエーションにグレー系が差し込まれていたり……押さえるべきところはひと通り抜かりなく、という感じ。もちろん、タイヤのキャパシティも30CまでOK。“いまどきのディスクロード”らしいフレームにモデファイされました。
ジオメトリも見直され、スタックはより低く、トップチューブより長く、チェーンステイはより短く。レースモデルらしい戦闘的なポジションに対応しています。エンジョイ系の吉尾が乗るなら、ステムなどでユルめに調整する必要があるかもしれません。
・新旧ジオメトリー比較
旧型 | 新型 | 新―旧 | |
モデル | ヴィテッセ エボ2020 | ヴィテッセ エボ2021 | |
サイズ | S | S | |
シートチューブ長 | 480 | 490 | 10 |
トップチューブ水平 | 530 | 537 | 7 |
チェーンステー | 415 | 410 | -5 |
ヘッドチューブアングル | 72.2 | 71.6 | -0.6 |
シートチューブアングル | 74.2 | 73.5 | -0.7 |
BB下がり | 72 | 69 | -3 |
ヘッドチューブ長 | 125 | 127 | 2 |
フォーク長 | 374 | 370 | -4 |
ホイールベース | 980 | 992 | 12 |
リーチ | 376 | 381 | 5 |
スタック | 534 | 524 | -10 |
重量 | 8.2kg | 7.6kg | -0.6 |
価格 | 44万円 | 45万円 | 1 |
パーツのカーボン度がアップ
フレームの進化にプラスして、ホイールなどのパーツ類も一新されています。旧型はホイールこそカーボンでしたが、ハンドルやシートポストはアルミ。新型ではフラッグシップモデルに相応しく、そのあたりもカーボンパーツにリプレイスされています。軽量化と乗り心地の良さにつながるアップデートですが、購買意欲もググッと盛り上がります。
・グレード別スペック比較
旧型 | 新型 | |||||
モデル | TEAM eTap | TEAM eTap | CRX eTap | CRS Di2 | CRS | CR |
価格 | 43万円 | 44万円 | 60万円 | 44万円 | 36万円 | 25万円 |
コンポ | SRAM Force eTap | SRAM Force eTap | SRAM Red eTap | シマノ アルテグラ Di2 | シマノ アルテグラ 機械式 | シマノ 105 機械式 |
ホイール | カーボン38mm (Prime) | カーボン29mm (Reynolds) | アルミ 30mm (Prime) | |||
ハンドル | アルミ (zipp) | カーボン (Prime) | アルミ (Prime) | |||
ステム | アルミ (zipp) | アルミ (Prime) | アルミ (Prime) | |||
シートポスト | アルミ (zipp) | カーボン (Prime) | カーボン (vitus) | |||
サドル | チタンレール (vitus) | チタンレール (vitus) | チタンレール (vitus) | |||
重量 | 8.2kg | 7.6kg | 7.4kg | 7.5kg | 7.65kg | 7.8kg |
コンポはSRAMのeTap据え置きでお値段は1万円アップでセーブ
新型の「vitesse・EVO」はポジションが少しきつくなったこと以外、フレーム・カラー・コンポ・その他パーツ類すべてが好み。それでいて、SRAMのeTap(Forse)搭載のロードバイクでは、旧型同様たぶん最安値をキープしています。あああああっ、クールダウンどころか、調べれば調べるほど、ますます物欲に追い込まれてしまうじゃないですか!どうしよう、、、やばいぞ俺!
吉尾エイチでした。m(_ _)m
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