「118クールフィットドライ」はSサイズがジャスト腕まわりのフィット感もまずまず
「118」のSサイズは、身頃がピッタリと肌に張り付く、超ジャストな着心地がグッド。このフィットなら吸水性の良さを100%活かしてくれそうです。腕まわりのサイズは110よりも緩やかですが、使われているUVカット素材がコールドシェイドより伸びないため、位置の調整がやや面倒。
あと、感心したのがアームホールのカット。吉尾の腕の付け根は人より貧弱なので、身頃がジャストなら余裕が出るのが普通なんです。それが「118」は異様に食い込みます。おかしいなと思って、腕を肩より上に上げてみると、違和感がスッと消える……納得。
ウエア自体がバイクの前傾姿勢に最適化されているというワケですね。さすが専門メーカー、こだわりどころが違います。よくみると縫い目の走り方も、ウネウネした有機的な曲線で構成されています。フィット感を高めるため、立体裁断された生地を繋いでいるのでしょう。
Sがジャストということは、当然Mサイズはブカブカでした。問題の腕まわりも長すぎて、残念ながら吉尾の体型にはルーズ過ぎる着心地。
ドライインナーに大切な“ぴったりサイズ”が選べる!
今回の試着でわかったことは、2つの型番がお互いのサイズピッチを補いあっている、ということ。タイトな「110」のSとMの間に、「118」のSサイズが挟まる格好です。
ドライインナーは肌とぴったり触れ合うほど高い吸汗性を発揮しますから、自分のカラダにフィットしたサイズ選びが重要。一方で、売り手にとっては「サイズ拡大=在庫リスク増加」です。つまりサイズバリエーションって、ユーザーのニーズとビジネスの効率が反比例する部分なんですよね。その解として、2つのモデルのサイジングを意識的にズラしたのだとしたら……。
ちょっと深読みしすぎかもしれませんが、結果的に、ユーザーにとってはよりきめ細かなサイズ選びができるようになっているわけで。パールイズミさんってニーズとビジネスを上手に両立させるステキな企業さんだな、と。
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最後に肝心の「真夏のライドで使えるか?」についてですが、どちらも炎天下でも十分に活躍してくれそうです。 UVカットの素材やメッシュの使い方に若干の違いはあるものの、共通の速乾素材「クールフィットドライ」は、室内で試着しただけでもヒヤッした感じがありましたから。素肌への密着度の高さと合わせて考えると、一度は試してみる価値アリの夏用インナーウエアだと思いみす。
吉尾エイチでした。m(_ _)m
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