【サイクルウエアの洗濯方法】ちょっとした気づかいで、ぐんと長持ち!

ロードバイクのウェア

気温の上昇とともに増えるもの--それはライドの回数と汗の量。速乾性に長けたサイクルウエアといえども、汗に含まれた塩分やヨゴレは生地にどっさり残りますし、ライドの回数にあわせて、洗濯の回数も増えますよね。

サイクルウエアはスポーツするときに着る服だから、タフなイメージがありますが、使われている素材や表面加工は意外とデリケートだったりします。お手入れのしかたを間違うとお気に入りのウエアの寿命を縮めてしまいかねません。

そこで。三浦半島の洗濯王子と呼ばれている(うそ)吉尾が、サイクルウエアが長持ちする洗濯方法を考えてみましたよ。

◆スポーツウエアは「箱入り娘」

サイクルウエアを含むスポーツウエアは、全般的に化繊が使われています。軽さや速乾性など求められる機能との相性が良いからです。主な繊維はポリエステル・ポリウレタン・ナイロンといったところ。また、伸縮性や通気性を高めるため、繊維自体も細いものを使い、その織り方も「布」というより「編み物」に近い方式になっています。

繊維や織り方の性質をまとめて、ニガテなものを挙げてみると……

・塩素や皮脂
・紫外線
・薬品や溶剤
・摩擦や高温

どんだけ箱入りなんだと思いますが、スポーツウエアって意外と弱いんです。プレー中のパフォーマンスアップを最優先にして素材を選んでいるから、耐久性は後回しになってしまうんですね。。

◆サイクルウエアの洗濯の仕方はとってもシンプル

それだけに、洗濯や乾燥にはちょっぴり気遣いが必要です。ウエアのタグに付いている「洗濯表示」を守ることは最低限のお約束。

ただ、この洗濯表示、昨年12月より家庭用品品質表示方法が改正され、アイコンが変わってしまいました。すぐにはピンとこないものもあるので、サイクルウエアの洗濯表示を読み解いてみました。


↑グローブはなんと洗濯不可……これだけは使い捨てと割り切って、洗っています。汗臭いよりは良いかな、とσ(^_^;)

やってはいけないこと(グレーの編みかけ)だらけですが、裏を返せば洗濯方法はほぼ一択ということ。

・家庭の洗濯機もしくは手洗い
・脱水は弱め
・乾燥は日陰(室内)で吊り干し

基本的にはこれだけ。とってもカンタンですが、オプションをつけるとさらにベター(^^)

◆さらに優しさをプラスしてウエア長持ち!

・ライドから帰ったらすぐに洗う
放置すればするほど、汗の塩分と皮脂に侵されますし、ヨゴレ自体も固まって落ちにくくなります。シャワーを浴びながらお風呂場で手洗いというのも良いですね。ワタシは自転車を掃除する前にウエアを洗濯機に入れちゃいます。

・洗濯ネットを使う
特にレーパンはパッド部分が摩擦に弱いので、単独でネットを占有します(^^)

・ファスナーやベロクロは閉じる
ギザギザ部分はデリケートなウエアにとって凶器同然!フャスナーの歯自体の変形防止にもなります。

・漂白剤は厳禁、洗剤は蛍光剤なしがベター
漂白剤は塩素系・酸素系を問わず使わないほうが吉。柔軟剤も必要なし。洗剤も蛍光剤が入っていないビー◯を愛用しています。


↑たまにはヘルメットのインナーも一緒に洗っちゃいましょう!

無頓着に洗濯しても、一発でオシャカになることは少ないけれど(乾燥機だけは使わないほうが良いです)、必要以上にダメージを与えてしまうのは確か。繰り返していると、倍速で傷んでいくから気をつけたいところです。お気に入りのウエアは、ワンシーズンでも長くもたせたいですからね。

( ´・ω・)⊃関連記事です
レーパンの正しい洗濯法を真面目に考えてみました

吉尾エイチでした。m(_ _)m

 

コメント

  1. yoshimotoya120 より:

    これからの時期はなおさら選択の回数が増えますね。
    ワタシもライド後はすぐに洗濯するようにしてますが、お尻パッド以外のウェアは乾きが早いので楽ですね。
    ちなみにパッドを早く乾かしたい時は、脱水後にバスタオルできつめにぐるぐる巻きにして(ついでに肩叩きよろしくトントン)タオルに水を吸わせると大分違いますよね。

  2. 吉尾エイチ より:

    yoshimotoya120さん

    いつも貴重なtipsをありがとうございます!
    バスタオル作戦は梅雨時期に活躍しそうですね。
    真似させていただきます!

  3. yoshimotoya120 より:

    いえいえ、ワタシも元ネタはテレビからですのでF(^ ^;)
    お尻パッドはさすがに少々時間かかりますが、ヘルメットのインナーパッド程度だったら乾きは早いですね。

タイトルとURLをコピーしました