実際の見え方を比較
吉尾のアイウェアは色違いのスペアレンズがセットされているので、それぞれの見え方を比べてみました。デジカメの露出を固定して同じ条件で撮影しています。
どのレンズも“濃さ”(可視光線透過率)は同じくらい。やはり、一番眩しさを抑えて、かつ自然な色合いで見えるのはグレーのレンズですね。そしてブラウンも、セオリー通り明るくクッキリと見えます。
グリーンはクルマのボディとタイヤが同化して見えるので、確かに青系の光がカットされていることがわかります。でも、全体が黄色がかっていて、ナチュラルな色合いとは言えないような……緑の葉っぱはくっきりしていますから、ゴルフとか登山といった植物の多いフィールドには良さそうですね。
レンズカラーを使い分けて、より安全でストレスのないライドに
若い頃は、色の違うレンズをかけても「確かに視界の色が変わるなあ」と感じる程度で、レンズカラーごとの特性なんてカケラも意識しませんでした。でも、眼のスペックが下がってきた今は、その効果を敏感にキャッチする“違いのわかるオトコ”に。(笑)
それだけに、われわれミドル〜シニアのサイクリストにとって、レンズカラーの交換は費用対効果が高い投資だと思います。ライドの視界になんとなくストレスを感じ始めたら、アイウェアのレンズカラーを替えただけでスパッと解決するかもしれません。
幸い、最近のアイウェアの大半はレンズを交換できるつくりになっていますし、廉価なモデルには最初から色違いのスペアレンズをセットにしたものもあります。レンズカラーの効果をより気軽に体感できるのでおすすめです。
>>【フィラ・SF8932JL】ロードバイク用に度付きアイウェアを買って100km走ったインプレッション | 凪ロード
吉尾おすすめの使い分けは3パターンです。
①晴れの日には「グレー×偏光」のレンズ
②曇りの日は「ブラウン」レンズ
③雨上がりの晴日は「グリーン」レンズ
「グレー×偏光」レンズは、自然な見え方に加えて偏光効果で視界がくっきりします。そして「ブラウン」レンズは薄暗い天候でもコントラストを高めてくれるので、ずいぶん見やすくなります。逆に、ピンポイントですが、“雨上がりの晴日”のように裸眼でもシャープに見える時には、「グリーン」レンズで眼の負担を軽減するようにしています。
吉尾エイチでした。m(_ _)m
コメント