コンビネーションタイプはフリップアップがおすすめ
となると、コンタクトを使わないカーブタイプのアイウェアはメガネにサングラスを重ねたコンビネーションタイプとレンズ交換式の2択になります。
コンビネーションタイプ①
インナークリップ式
ただ、このコンビネーションタイプには2種類あって、ひとつは度なしのカーブサングラスに「ツルのない度付きメガネ」をくっつけるタイプ。最大のメリットはサングラスの選択肢が多いこと。ブランドによっては、メガネ部分を複数のサングラスで使いまわせちゃったりできるのが魅力です。
↑メガネ派ローディーの強い味方!ルディプロジェクト
デメリットは、メガネ部分単体では使えないこと。先程触れた「度付きのカーブアイウェア」同様、ライド中クリアレンズが必要になるなら、アイウェアとは別にメガネを用意しておかなくてはなりません。
コンビネーションタイプ②
フリップアップ式
もうひとつは、度付きのメガネに「ツルのないサングラス」をくっつけるタイプ。最大のメリットは、メガネ単体でも使えること。ライドの際はこれ一本でOK。夕方以降などサングラスだとかえって見えにくい時は、クリアレンズで走れるからより安全です。
デメリットは、インナークリップ式に比べて選択肢が圧倒的に狭まるところ。以前は割と普通にラインナップされていた印象でしたが、今はあまり人気がないみたいです。吉尾は使い勝手が良いので気に入っているんですけどね。
重ねないから軽い、レンズ交換式のアイウェア
コンビネーションタイプの構造的なデメリットとして、重さと視界周辺部の歪みがあります。レンズが通常のアイウェアの2倍だからその分重くなりますし、カーブとノーマルの異なる曲面のレンズを重ねてモノを見るので、視界のキワに歪みが出やすいのです。使いはじめは横目使いの時などに、若干のストレスを感じました。
↑屈折率の違いが歪みにつながりますが、慣れちゃえば、まあOK
そんなコンビネーションタイプの弱点を克服しているのがレンズ交換式のアイウェア。度付きでクリアレンズとカラーレンズを作っておけば、差し替えて使えます。
レンズを重ねるわけではないので、重量はもちろん周辺部の歪みも問題ないと思います。ただ、ラインナップがアディダスやルディプロジェクトなどごく一部のブランドに限られてしまうのと、レンズを2組用意する分、コストもそれなりにかかってしまうのが気になるところではあります。
●度付きアイウェアのメリ・デメまとめ
カーブレンズを 度付きにする | インナー クリップ | フリップ アップ | レンズ 交換式 | |
軽さ | ◯ | △ | △ | ◯ |
周辺部 歪み | ◯ | △ | △ | ◯ |
メガネ 持参 | 必要 | 必要 | 不要 | 不要 |
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