ヘッドカバーの交換で注意すべき2つのポイント
ここからが本題。ヘッドカバーの交換は差し替えるだけなので、作業自体はカンタンなのですが、パーツ選びが意外と難しかったりします。注意すべきポイントは2つです。
①コラムサイズ (直径)とヘッドカバーの内径
②ヘッドパーツの出っ張りとカバーのクリアランス
①ロードバイクの一般的なコラムサイズは1と1/8インチ
ヘッドカバーを差し込むフロントフォークの“軸”(=コラム)にはいくつかの規格があります。外径で分類すると
25.4ミリ=1インチ
28.6ミリ=1-1/8インチ
31.8ミリ=1-1/4インチ
38.1ミリ=1.5インチ
25.4ミリはノスタルジックなクロモリバイクに多く見られる規格。今時のロードバイクはそのほとんどに28.6ミリ規格を採用していますが、一部のモデルで31.8ミリや38.1ミリというイレギュラーサイズが存在するので注意が必要です。
なので、ヘッドカバーを購入する際もサイズを間違えないように。28.6ミリ規格なら“1- 1/8”と書いてあるものを選んでおけば大丈夫です。
↑こんな感じで表記されています
②コンプレッションリングの出っ張りが意外と厄介
ふたつ目はヘッドカバーの高さの問題。ステムを限界まで下げるなら、ヘッドカバーの高さは低いほどよいわけで、実際3ミリなんていう“極薄”タイプも市販されています。でも、愛車のヘッドパーツのつくりによっては、薄型過ぎて使えないこともあります。
吉尾のメリダの場合は、ヘッドパーツのベアリングを固定する“コンプレッションリング”という部品が飛び出しているため、ヘッドパーツの高さは8ミリが限界でした。もともと付いていたものは15ミリでしたので、7ミリ下げることができましたが、そこに行き着くまでに、またムダな出費を重ねてしまいました。
というわけで、ヘッドカバーを交換する時には、穴の内径と高さのマッチングを必ずチェックしましょう。
↑8ミリのヘッドカバー
wiggleで確かめる
↑高さ違いのセットもありましたので、今回はこちらをチョイス
これでステムを限界まで下げる算段はできました。次回は突き出たコラムをカットして、さらに見た目をカッコ良くしちゃいたいと思います。
吉尾エイチでした。m(_ _)m
コメント
おー、3T -17°仲間ですね!😄
長過ぎるコラムは危険なので適切な長さでカットは必須ですが、短くしちゃうと目も当てられないので充分慎重に…
yoshimotoya120さん
一発勝負は緊張しますね、やっぱり。
気をつけて作業します!