城ヶ島(じょうがしま)
一般的な知名度は江ノ島ほどではありませんが、面積は江ノ島の倍以上。実は神奈川県最大の自然島なんです。半島の突端というロケーションだけに、サイクリストの皆さまには江ノ島よりも目的地にしやすいかもしれません。
江ノ島同様、鎌倉時代から景勝地としての歴史を持ち、江戸時代はなんと幕府の直轄地「天領」だったのだとか。また、海上の要衝でもあるため、早くから灯台が置かれ、戦時中は砲台が施設されていました。
城ヶ島の見どころは、島の両端にある2つの灯台(東京湾側と相模湾側)や、複雑に侵食された荒磯、ウミウの生息地など。あと、詩人・北原白秋のゆかりの地であるため、歌碑が設置されていたりします。
ところで、“雨はふるふる”で始まる唱歌、北原白秋作詞の「城ヶ島の雨」はご存知でしょうか?ここ城ヶ島の情景を歌い上げた名曲です。吉尾は今回初めてフルコーラス聴いてみたのですが……とにかく、歌っている方がそうそうたるメンバーでびっくりしました。(以下敬称略)美空ひばり、小柳ルミ子、ペギー葉山に森進一、そして “もののけ姫”の米良美一まで!近くに住んでいると気がつかないものですが、城ヶ島、侮りがたし、です。
おまけ:猿島(さるしま)
城ヶ島の東は東京湾。2つの海の表情を手軽に楽しめるのが「半島」という地形の醍醐味のひとつです。そして東京湾の島といえば、なんと言っても唯一の自然島「猿島」です (というかそれしかない)!これまでの3島とは違って、橋ではなく船でアクセスする本格派 (?)。ですが、自転車の持ち込みは禁止されているので、今回は残念ながらおまけの扱いになりました。
↑ラグジュアリーなボートも就航!
吉尾の子供時代は、大戦の面影を色濃く残した廃墟と言った風情でしたが、最近ではかなり整備が進み、誰もが楽しめる観光スポットになりました。
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