海沿い=平坦と思っていましたが、意外と登ります?
太平洋岸自転車道は、NCR (ナショナルサイクルルート)指定を目指して、そのレギュレーションに合わせて整備されています。
NCRとは
ソフト・ハード両面から一定の水準を満たすルートを国が指定することで、日本を代表し、世界に誇りうるサイクリングルートとして国内外にPRを行い、サイクルツーリズムを強力に推進していくものです。
出典: 国土交通省HP
NCRの「奨励項目」には“急勾配が連続する区間を避けたルートであること”という記載があるし、すでにNCRに指定された3ルート(霞ヶ浦・琵琶湖・しまなみ海道)も確かに平坦基調。太平洋岸自転車道も、距離は長いけれど登りはそんなにないのでは?と、坂が苦手な吉尾としては俄然ヤル気だったのですが……。
試しに全線(上記の2ルートは除く)の獲得標高をStravaで調べてみたら14,500mもあります。最近はやりの「エベレスティング」の1.6倍!ま、距離が長いので、ざっくり平均斜度(算出方法は後述)を計算してみると、2%強くらいなんですけどね。
全体的には、坂が苦手なビギナーから海を眺めながらゆったりと走りたいベテランまで、幅広い層が楽しめるコースになっているはずなのですが、県別にコーススペックを調べてみると、“そうでもないところ”もありそうな雰囲気がムンムン。
走りやすそうな千葉県とチャレンジングな三重県
NCR指定を目指す太平洋岸自転車道には、他にもサイクリスト・フレンドリーなポイントがあります。ゲートウェイ・サイクルステーション・宿泊施設です。
●ゲートウェイ(GW)
(2020年末までに12箇所)
その名のとおり、太平洋岸自転車道を走り始める拠点になります。自転車以外の多様な交通手段に対応し、レンタルサイクルや着替えるためのロッカーなどが用意されています。
●サイクルステーション(CS)
(2020年末までに124箇所)
サイクリストの休憩スポットです。バイクラックはもちろん、ドリンクやミールの補給が可能な設備(カフェ等)が併設されているようです。NCRのレギュレーションでは“おおむね20km間隔で設置されるべし”となっているので、ロングライドが初めてでも安心して走れますね。
●宿泊施設(H)
(2020年末までに111箇所)
サイクリストに優しい宿泊施設を整備。もし1400kmを一回で走破するならば、1〜2週間はかかるはず。沿線での宿泊はマスト。
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