【おすすめシーラント剤まとめ2021年版】タイヤ交換後のエア漏れを素早く止める非ラテックス系シーラントがおすすめ

チューブレスタイヤが好き!

 
吉尾のおすすめは、添加剤入りの非ラテックス系モデルです。ラテックスとは天然ゴムの樹液のことで、数年前まではシーラント剤といえばそれ一択でした。最近は、機能のバランスを調整したり環境への配慮を重視して、ラテックスフリーのシーラント剤が出回るようになりました。


↑ジョーズのエコモデルは、ラテックス・アンモニア・タンパク質(?)フリーで地球環境とアレルギーに配慮

あと、外せないのが添加剤。液体のシーラントに粒や繊維を加えて、パンク修復能力を高めています。添加剤なしのシーラントの修復可能な穴の大きさは2ミリ前後ですが、添加剤入りモデルは5〜6ミリの穴まで塞げるそうですよ(吉尾はパンク未体験のため未検証です)。


↑フィニッシュラインは防弾チョッキに使われる 「ケブラー」繊維入り

個人的にはパンク修復能力よりも、タイヤ交換をした後にエア漏れを止める「シーリング力」の速さが気に入っています。硬化が緩やかなラテックス系シーラントは、下手をすると落ち着くまで3日くらいかかることもありました。でも、非ラテックス系なら一昼夜あればOK!この安定感はホント助かります。あと、ラテックス独特の匂いがないところも気に入っています。

↑パンク対応にはチューブレス専用の修復剤を用意していますが、幸いにして使ったことはありません。

>>【チューブレス用シーラント剤2ブランドを比較テスト】非ラテックス系の「フィニッシュライン」は意外と使い勝手良し | 凪ロード
 

早く塞いでくれるのに固まらない!「フィニッシュライン」がイチオシ

で実際、おすすめのシーラント剤はどれなのさ?と問われれば、個人的なオシは「フィニッシュライン」。

 

シーリング力が最速

これまで試してみたシーラントの中では、タイヤ交換後のエア抜けを最も早く止めてくれました。


↑ケブラーの繊維(画像の黒い塊)が良い仕事をしてくれる様子
 

粘液状態が長持ちするからパンク修復にも期待大

フィニッシュラインは即効性のトレードオフとして持続性=走行中のパンク修復力が弱いと思っていたのですが、1年後にタイヤを開いてみると、なんとまだ固まっていない!しかも、タイヤの内側にゲル状に満遍なく広がって、パンクの際にもしっかり修復してくれそう。半年くらいでカピカピになってしまうラテックス系シーラントに較べると、「固着しにくい」のは本当です。スピードとロングライフ、相反する2つを両立させたイチオシのシーラント剤。


↑半年経ったラテックス系シーラントは完全に硬化しています。こうなるとパンク修復はできません。


↑フィニッシュラインはタイヤの内側が粘液の薄い膜でカバーされています。粘膜は水洗いですぐに落ちます。


↑1週間でトルコアイスのような“ツノ”ができるくらい粘度が上がりますが、そのゲル状態をキープし続けてくれるみたい。
 
●シーラントの個人的な評価

ブランドフィニッシュ
ライン
ジョーズ
(エコモデル)
スタンツ
ノーチューブ
種類非ラテックス非ラテックスラテックス
添加剤
シーリング速度
修復可能なパンク穴
(ミリ)
6.356針で刺した
ような小さな穴
ロングライフ
(≒固まりにくさ)
匂い無臭無臭あり
価格
入手性

 

ジョーズのエコシーラントはシーリング特化型

最近試した「ジョーズ」というイスラエルのブランドはかなり個性的なシーラント剤です。上の3つの中では最もサラサラで、一見「青い牛乳」と言った粘度なのですが、半日で硬化しはじめ、1日経つとフィルム状になります。エア漏れを止めるスピードはフィニッシュラインよりもわずかに遅いくらいで、ラテックスタイプに較べたら早い。ただ、一気に固まってしまうので、パンク修復機能を持続させるにはまめな継ぎ足しが必要です。


↑フィルム状になれば、ツルッと剥がせるのでタイヤのローテーションはしやすそう


↑かなり大粒な添加剤が頼もしい


●wiggleで見る
↑国内では取扱いが少ないのがネック

太タイヤのグラベルバイクにはコストも重要!タイヤ1本あたりのお値段で比較してみました↓

 
吉尾エイチでした。m(_ _)m
 

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