そんなルックスとは裏腹に走りはフラット。確かに、ヒビ割れた路面や段差に対する走破性は格段に向上しているから、グイグイ突っ込んでも危なげなくこなしていきます。
TLRタイプだからもともと乗り心地が良い上に、エアボリュームがアップした分空気圧が下がり、さらにコンフォートに。なんと初めての4bar台を体験中。
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そして、28Cといっても以前の25Cよりも軽いので、漕ぎ出しや登坂、トップスピードについてもデメリットは感じられませんでした。一番の目的であるロングライドには出かけていないけれど、路面の状態で減速しなければならないシーンが減ることで結果的にアベレージスピードはあがるだろうし、カラダに伝わる振動も少なくなるから疲れにくくなるはず。
メリットだけでデメリットがないわけだから、28C化はバンバンザイ!と言い切りたいところですが、「だが、しかし。」なんですよ。25Cの時には感じていた“なにか”がなくなってしまったのです。
実は、スリルやドキドキを求めていたなんて……
路面からフィードバックやハンドリングの感覚など、28C化すると全ての挙動が落ち着いてしまいます。確かに乗りやすいのですが、なんとなくスポーツバイクを乗ってる気がしないんです。「俺、コケちゃうかも!」というスリルやドキドキ感が物足りないのだと気がつきました。
よくよく考えてみると、そのスリルを感じないよう、絶えずクールに走るためにタイヤを太くしてみたワケで……もくろみ通りの効果はでているんですけど、やっぱり、ロジックとエモーションが混ざり合っているのがロードバイクですからね。「理屈では28Cの方がラクに速く走れる。だがしかし、意外と気持ち良くなかった。」というのがファーストインプレッションです。
なんてこと言ってますけど、“低きに流れるのがヒトの性”でもあるワケですから、もうしばらく乗り続けたら、乗り心地のよさに慣れきって、手放せなくなっちゃうかもしれませんけど……
当面は、空気圧のベストセッティングを探りながら「イージーライディング」をめいっぱい楽しんじゃおうと思います。
吉尾エイチでした。m(_ _)m
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