カンゾ4兄弟は全部キャラ違いだぞ!
リドレーのグラベルバイクは同じ名前がついていますが、想定しているシチュエーションはそれぞれ。もちろん、ルックスもジオメトリーも別物です。ほんとリドレーのグラベルシフトはすごいと思います。
長男「ファスト」は最速グラベルレーサー
オフロードを60%、オンロードを40%走ることを想定し、名前のとおりグラベルレースを最速で駆け抜けることを最大の使命に開発されたのがトップモデルの「ファスト」です。
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— パナレーサー株式会社 (@PanaracerJ) 2021年1月29日
グラベルなのにエアロなカーボンフレーム、そしてケーブルはフル内装。でも、太いタイヤが装着できるようにフロントギヤはシングル専用だったり……いろいろと思い切りが良いモデル。カラーもステキです。
次男はオールロード志向の「スピード」
価格で言えばミドルクラスにあたる「スピード」はオンロードとオフロードを半々で走る人向け。英語的には「ファスト」と「スピード」ってどっちが速いの?とか、構成がファストと10%しか違わないの?とか思い始めるとキリがありませんが、とにかくそういうことです。
サイクリングに最高の天気ですね。オンロードもオフロードも走り易い34cの細身のタイヤを履いたKanzo Speedで久しぶりに河川敷を走って来ました。#ridleyjapany #ridley #リドレー pic.twitter.com/zVuAqCZIL8
— Ridley_Japan (@ridley_jp) 2021年2月11日
グラベルロードとしてはもちろん、シクロクロスとしてもコンフォートロードとしても使用可能、と謳うだけあってルックスにもこだわってます。グラベルらしさを主張するダボとフェンダーマウントは目だ立たないようフレームとフォークにさりげなく装備。それでいて38mmのタイヤクリアランスを確保して、ロードバイクのスマートさとダートの走破力を両立。
もっともKanzoらしい三男「アドベンチャー」
グラベルらしさを前面に押し出したディテールとおしゃれなカラーリングが特徴的なモデル。安定性重視のジオメトリーや各所に設けられたダボ穴を活かして 、ロングライド以上の 「自転車旅」を思い切り満喫できちゃう雰囲気ムンムン。吟遊詩人をインスパイアしたKanzoのネーミングにもっとも相応しい一台だと思います。
先日のバイクパッキングの撮影シーン‼︎
ソロキャンプをするためのテントや寝袋などを積載したKanzo Adventure!!撮影を横目に見ていて自分がソロキャンプに行ったら何をするか想像していました。#ridleyjapan #ridley #リドレー pic.twitter.com/6NHSHuPoMd
— Ridley_Japan (@ridley_jp) 2021年2月17日
オンロード30%、オフロード70%を走ることを想定して開発されただけに、650Bホイールならタイヤ幅を最大50mmまで太くすることができます。スピードの1.3倍のエアボリュームでハードな路面にもチャレンジしやすい設定です。
四男は手の届きやすいアルミモデル「A」
ぱっと見では 「スピード」と区別がつかないスマートさ、なのにお値段は約6割とお得感満載のエントリーモデル。コンポは10速になってしまいますが、タイヤクリアランスは4モデル中もっともワイドな55mm (650Bホイール時)。タフなアルミフレームと相まって、ヘビーデューティな使い方にも対応できちゃう。本気のグラベラーに好まれるのは、実はこんなバイクなのかもしれません。
サイクルスポーツ.jpにKanzo Aが紹介されました。
日常の買い物からレジャー、旅行までマルチで使えるキックス。自転車専門誌の編集長が、オン・オフ問わずのサイクリングを楽しめるマルチスポーツバイク、グラベルロードを積んでみた!https://t.co/HJbOkbOyD1#ridley #ridleyjapan #リドレー— Ridley_Japan (@ridley_jp) 2020年9月29日
● リドレーKanzoのスペック表
ブランド | リドレー | リドレー | リドレー | リドレー | |
モデル | カンゾファスト (フレームセット) | カンゾ スピード | カンゾ アドベンチャー | カンゾA (アルミ) | |
サイズ | XS | XS | S | XS | |
ジオメトリー | リーチ | 373 | 375 | 375 | 374 |
スタック | 537 | 542 | 557 | 528 | |
ヘッドチューブ長 | 115 | 100 | 140 | 113 | |
ヘッドチューブ角度 | 71 | 71 | 71.5 | 70.5 | |
トレイル | N/A | N/A | N/A | N/A | |
シートチューブ角度 | 74 | 74.5 | 74 | 74.7 | |
チェーンステー長 | 425 | 420 | 435 | 430 | |
ホイールベース長 | 1001 | 999 | 1020 | 1019 | |
ドライブトレイン | コンポシリーズ | – | GRX600 | GRX600 | GRX400 |
クランク長 | – | 170 | 170 | 170 | |
フロントギア歯数 | – | 46-30T | 40T | 48-34T | |
リアギア歯数 | – | 11-34T | 11-42T | 11-34T | |
スペック | ホイール(デフォルト) | – | 700C | 700C | 700C |
最大タイヤ幅 | 42C | 38C | 50C | 55C | |
ハンドル幅 | 400 | 400 | 400 | 400 | |
ステム長 | 70 | 90 | 90 | 90 | |
フェンダーマウント | ○ | ○ | ○ | ○ | |
ダボ穴数 | 多 | 並 | 多 | 多 | |
振動吸収ギミック | ― | ― | ― | ― | |
ブレーキ | ディスク | ||||
重量(㎏) | N/A | 9.25 | 9.6 | 10.5 | |
価格(税込・万円) | 36.3 | 38.5 | 37.4 | 23.1 |
カラーとスタイルで次男の「スピード」にグラリ
リドレーKanzo共通の魅力は、なんといってもそのカラーリング。カーボンモデルは1色ずつの展開ですが、どの色にもセンスの良さを感じます。個人的には「スピード」の色とカタチにときめきます!だがしかし。ひとつだけ残念なところが。どうしてもダウンチューブ裏にボトルケージマウントが欲しいのです、グラベルバイクなら!それさえクリアしていだければ買いますよ、たぶん……なので、リドレーさん!次のモデルチェンジの時は「穴あけ」よろしくお願いします。
>>【エリートVIPボトルケージクリップ】ボトル2本体制でツールボトルのお引っ越し | 凪ロード
吉尾エイチでした。m(_ _)m
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