【ジャイアントのエスケープRドロップ】かつて自転車屋さんに全力で止められたクロスバイクのドロップハンドル化をNO.1メーカーがやっちゃうなんて……

ロードバイク最大のネックを解決してくれる画期的なモデル、かも。

というのも、「エスケープRドロップ」を選ぶユーザーって「いつかはロードバイク！と思いながらも、続けられるかわからないので、とりあえずドロップハンドルやSTIだけでも体験してみたい！」という“ロードバイクが欲しいけどイマイチ踏み出せない未体験者”が中心になるのではないか、と思うからです。ドロップハンドル化を考えた当時の吉尾もそうでしたが、ロードバイクの一番のハードルは価格が高いこと。

出典： ジャイアントＨＰ
↑補助ブレーキ付きというのもドロップビギナーには安心ポイント

今でこそ、金銭感覚が順調にサイクリストのそれになりつつありますが、ロードバイクを手に入れる前は「試すには高価すぎるなあ」と思ってましたから。そういう意味でクロスバイク＋14,000円というプライスは踏ん切りがつきやすい価格差なので、ロードバイクへの間口をぐっと広げてくれるモデルになるのではないでしょうか？

いろいろ使える曖昧さが「最初の１台」にぴったりかも！

クロスバイクのフレームにロードバイクのハンドルとコンポを組み合わせた「エスケープRドロップ」。中途半端さを感じるかもしれませんが、この曖昧なアッセンブルは後々の使い勝手を考えたときにも、かなり良いものだと思うのです。

ドロップハンドルとSTIを体感した後、ロードバイクにステップアップした後は、ハンドルをフラットバーに交換して、クロスバイクとして下駄がわりに使うもよし。Vブレーキのキャパシティを活かして太タイヤに換装して、カジュアルなグラベルロードとしてコースによって使い分けるなんていうスタイルも考えられますね。

出典： ジャイアントＨＰ
↑キャリパーでもディスクでもなく、ローコストなVブレーキというのが良いのです

ドロップハンドル&STIを手軽に体験できて、ステップアップした後もムダにならずに長く使える……吉尾が今、最初の１台を買うならば、間違いなく「エスケープRドロップ」を選んでいると思います。

【エスケープRドロップ・主要スペック】

・ フレーム：ALUXX-Grade Aluminum OLD130mm
・ フロントフォーク：Cr-mo
・ BBセット：VP BC73 120-68mm
・ ギアクランク：PROWHEEL RPL-521 30/46T/CG 165mm(XS)、170mm(S、M)
・ チェーン：KMC Z8.3
・ F.ディレーラー：SHIMANO CLARIS 31.8
・ R.ディレーラー：SHIMANO CLARIS
・ シフター：SHIMANO CLARIS 8S
・ ブレーキセット：TEKTRO RX1
・ ブレーキレバー：SHIMANO CLARIS
・ ギア：SHIMANO HG41 8S 11-34T
・ ヘッドセット：FEIMING セミカートリッジ
・ ハンドルバー：Aluminum 31.8 400mm(XS、S)、420mm(M)
・ ハンドルステム：Aluminum 31.8 90mm(XS、S)、110mm(M)
・ サドル：GIANT CONNECT COMFORT
・ シートピラー：Aluminum 27.2x300mm
・ シートクランプ：Aluminum 31.8 QR
・ ペダル：Aluminum CAGE
・ ホイールセット：GIANT SPINFORCE LITE WheelSet F:24H R:28H
・ スポーク：Stainless 14G
・ タイヤ：GIANT ESCAPE R TIRE 700x30C
・ チューブバルブ：仏式バルブ
・ 付属品：ベル

吉尾エイチでした。m(_ _)m