広島風お好み焼き・久里坊(くりぼー)さん
鉄板からそのまま食すから、最後まで暖かい
交差点を挟んで田島屋さんの反対側にあるのが久里坊さん。間口が広いとは言えませんが、店頭ののぼりが目立つので、見過ごすことはないと思います。
店内は立派な鉄板がでんと構えていて、初めて入った時にはびっくりしました。カウンター席はこの鉄板から食すので、お好み焼きが食べ終わるまで冷めずに温かい……。お店のサイトによると「それが広島風」なんだそうです。あと、ロン毛をシノワにした個性的なマスター (物腰はめっちゃ柔らかい)が、まるで儀式を行うように、うやうやしく丁寧に焼いてくれるのが印象的でした。
自分で焼きながら食べる店なら、お好み焼きを温かいまま食べられるのは普通のことですが、吉尾は焼くのがニガテ。プロがおいしく焼いてくれる上、最後まで冷めずに食べられる広島方式をかなり気に入ってしまいました。
今回いただいたのは久里坊さんオリジナルの「クリボー焼き」。そもそも「広島風」お好み焼きは、生地と具を混ぜてから焼く大阪風とは異なり、薄く伸ばした生地に具材や麺を積み重ねて焼くというものなのだとか。言われてみれば、生地がクレープのような感じで、全体的に軽い食感でした。
クリボー焼きは、中身の麺をそば(中華麺)とうどんで選べます。最上段に薄焼き卵が乗っていて、味のバランスが非常良いです。広島風お好み焼き自体をよく知らない吉尾からすると、どのあたりがオリジナルなのか判断できないのですが、うまいので全く問題ありません。
ただ、見た目よりお腹にたまらないので、物足りないと感じる方もいるかもしれません。吉尾も次に伺うときは、倍量の“広島ビッグ焼き”にチャレンジしてみたいと思います。
吉尾エイチでした。m(_ _)m
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