【BR-R9100比較インプレ】ブレーキを105 (BR-R7000 )からデュラエースにすると何がかわるのか?

リムブレーキでディスクブレーキの“引きの軽さ”に迫る実験「ブレーキ補完計画」。握力増強と日泉ケーブル導入に続く第3弾はブレーキ本体のグレードアップです。しかも、105からデュラエースへ一段飛ばしでジャンプしてみました。

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現行の105 (BR-R7000 )に全く不満はないのだけれど、「リムブレーキの到達点」を一度体験してみないことには、その全てを語ることはできないのではないか?と思ったからです。というわけで今回は現行のデュラエース(BR-R9100)と105、リムブレーキの比較インプレをおおくりします。


↑箱もデュラ。いつもの青箱ではないのです

“引き”は軽くなったのか?

止まっている時のレバーの引きはケーブルを日泉さんに交換した時ほど劇的ではありません。でも、下り坂では手が疲れにくくなった感があります。オートバイのインプレでよく使われる表現ですが、「真綿で締めるような」ってこんな感じなんですかね。いきなりガツンと制動力が立ち上がるというより、アタリは柔らかいのにしっかり効く、ような気がします。


↑止まれるから、気持ちに余裕がでてきました

平地を走っているときは105とデュラエースの違いはわかりませんが、スピードが乗るダウンヒルでは引きが軽くなったと言えるでしょう。やっぱりデュラはレース機材だから、高速域での使用に最適化されているのかも(思い込み?)。

性能差というよりマインドセットの効果大?

体感的にはある程度のアドバンテージがあるものの、105の4倍もする価格に見合うパフォーマンスを定量的に語れるか?と問われたら言葉につまります。105の4分の1の距離で止まれるわけではありませんし、重量も前後あわせて-60gといったところ。性能のコスパだけで比べたらデュラエースは劣勢……というより、105が優秀過ぎるのだと思います。

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ただ、今回初めてデュラエースを使ってみて、プロも含めてレースに出る方が最高の機材を選ぶ理由を少しだけ実感できたような気がします。「もっとも軽い機材だから」というスペック的な要素はもちろんなんですけど、こう、なんというか、「やり尽くし感」という表現が一番ぴったりくるエモーショナルな部分も大きいのではないか、と。

レースは勝つことが目的。でも「勝負は時の運」とも言われます。レース中は自分のチカラではどうにもならないことも少なくないのだと思います。それだけに、事前にコントロールできる「負けにつながる要素」は極力排除しておきたいものなのではないでしょうか?


↑ブースターとチタンボルトの採用で軽量化と制動力を両立

となると当然機材は「最高の性能と信頼性を持つものを」という選択になるのでしょう。105を使っていて、メカトラブルが原因で負けてしまったとしたら、「デュラエースにしておけば……」と後悔しちゃうかもしれませんからね。