いや、そんなはずはない!と、再びリサーチ。行き着いたのがケーブルの取り回し「ルーティング」です。実は完成車のケーブルって長めにセットされていて、ショップで調整してから納車するものなのだとか。吉尾は今の愛車をヤフオクで手に入れたので、ワイヤー類は当然ノーカット。
ケーブルが長ければその分摩擦面が増えるわけで。優秀な日泉ケーブルのパフォーマンスをルーティングのマズさがスポイルしていたに違いない。原因はこれか!
ケーブルは切りすぎ注意!快適だけどドリフなバイクに……
というわけで、自分なりにギリギリと思える長さに再カットしました。ハンドルを目一杯切った時でも干渉しない長さにしたつもりでしたが……
確かにルーティングの見直しは効果絶大でした。特にリアのシフト。極端な表現をするとガシャ→チッ。電動シフトは未体験ですが、こんなこんな感じになるのでしょうか?フロントの変速も、楕円リングに交換したわりにはまずまずスムース。そして、肝心のブレーキのタッチはダイレクト感がアップ。さらに「引きの軽さ」もリアブレーキで顕著に体感できました!
↑リアブレーキはこの微妙なタルミが引きの軽さにつながるのだと知りました
※ビフォーはこちら
>>【105リアディレイラー新旧比較】RD-R7000とRD-5800を比べてわかった進化のポイント | 凪ロード
それよりも、お約束の“想定外”が発生しちゃったことがショック。どうもケーブルを短くしすぎてしまったようで、ハンドルを最大に切ると勝手にブレーキはかかるし、おもむろにシフトアップしちゃったりします。ハンドルをクイッと曲げるとカシャンと変わる。ハンドルを戻すと再びカシャンと戻る。クイッ、カシャン、クイッ、カシャン……同じ動作を繰り返しているうちに、なんとなくドリフのコントを思い出してしまい「ダメだ、こりゃ」、なんて。本当は笑ってる場合じゃないのだけれど、ライドで常用するハンドルのキレ角では問題ないからしばらくは様子見です。
最後にオチがついたけれど、ルーティングの大切さを体感できたし、ケーブルをグレードアップしただけではDBの引きの軽さには及ばないことも確認できました。ブレーキ補完計画も、ここまでは前哨戦みたいなものですからね。次回はいよいよ大技を繰り出してみたいと思います。乞うご期待!
吉尾エイチでした。m(_ _)m
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