【フロントシングルへの道②/機材編】シマノGRXクランクに34Tをインストール!(チェーンの長さのヒミツ付き)

フロントシングルへの道

 

GRX600クランク×中華34Tチェーンリングの取付け

シマノのロードコンポの中でフロントシングルの設定があるのはグラベル用の「GRX」シリーズだけ。その中で165ミリの短いクランクをラインナップしているのは、廉価な「600」グレードのみです。ただし、GRX600のクランクセットについてくるチェーンリングは40T。今と同じギヤ比にするにはナローワイド仕様で34Tというマイナーサイズを探さなくてはなりません。

そこでクランクを4ボルトにした効果が炸裂!「stone」という中華ブランドがヒットしました。しかもウルフトゥースの半値です。あとは105グレードのねじ込み式BBを調達し、あっという間にパーツの準備は完了。相変わらず「世界のシマノ」の入手性の良さには感動すら覚えます。


↑デフォルトのクランクとBBを外して……


↑チェーンリング比較 (左40T・右34T)


↑チェーンリングを交換したクランクを取付


↑チェーンの長さを調整したら終了!ねじ込み式のBBは作業がラクだから好き

ローラー台の上ではありますが、チェーンリングを交換したら懸案のチェーン落ちはピタリと止まりました。そのためのナローワイドとはいえ効果は劇的。これなら外ライドにも安心して出かけられます。

 

GRXの長すぎる(?)チェーンの理由をシマノさんに聞いてみた

フロントシングル化はお約束の「うっかりトラブル」もなく、スムースに進みましたが、GRXのマニュアルを見ていて少し気になるところが……セルフメンテのメモとして残しておきたいと思います。


↑なんでこんなにチェーンが長いの?

気になるポイントはチェーンの長さ。105などのロードコンポの場合は1〜3リンクのところ、GRXは4〜6リンクも追加するように指示されています。吉尾の組み合わせはフロントクランクがGRXでリヤディレーラーはR7000 (105)。いったいどちらに合わせるべきなのか?悩んでいても答えはでないので、シマノさんのカスタマーセンターに電話で問い合わせてみました。曰く……

GRXのチェーン長はリアスプロケの大型化に対応したもの。40T以上の場合はマニュアル通りに長めのセッティングが必要。30Tならロード並みの長さで問題なし!

「クランクのチェーンラインがロードよりも外側になっているから?」とか「GRXのリヤディレーラーの張力がロードよりも強いのか?」とか、素人なりにぐるぐる考えていましたが、なるほど。理由はスプロケのサイズだったのですね。

↑となると、GRXであってもロードコンポが対応する34Tまではロード並みのチェーン長で大丈夫なのかも?

馴染みのショップもなく、全て自己責任のセルフメンテ派にとって、知りたいときに知りたいことを教えてくれる「拠り所」があるのは本当に助かります。スラムの派手さに傾いていた浮気ゴコロをやんわりと正気に戻された気分。うーん、なんというか……身に覚えがある感覚だけに、「世界のシマノ」の大きな掌から飛び出すのはなかなか勇気がいるものだなと実感ひとしお、だったりします。

 

吉尾エイチでした。m(_ _)m

 

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