【エクスプローバ・ノザSの300kmインプレ 】スマートローラーの静音性をクラシックローラーと比較してみた

スマートローラー

 

ちなみに、階下で騒音を聞かされる妻からは大絶賛をいただきました。「今度のローラーは漕いでいることすらわからない。よってストレスはゼロ」だそうです。よくよく聞いてみると、今までのクラシックローラーは重低音の「振動」がすごく響いて、それがツラかったみたい……。ノザSには特に制振の工夫をしていない(マットは普通のものを使用)ので、それだけ「静かで揺れない」マシンなんだと思います。それにしても自転車趣味を6年やってきて、買った物を妻に褒められたのは初めての経験。年頭の仮説どおり、スマートローラーがニーズの対立を上手に解消してくれそうです!

>>【グラベルロードとスマートローラーが気になる】2021年はさらにフンワリと、でもしたたかに。自転車の楽しみ方をちょっぴり広げます。 | 凪ロード

 

ノザS+ZWIFTのリアル感でインドアライドが楽しく続けられる!

スマートローラーに期待した2番目のポイントは“実走感”。ZWIFTを楽しむことができれば、インドアライドを続けることができるのではないか?と考えたからです。

 

ZWIFTの再現度がリアルすぎてビビる

ノザSでZWIFTをやってみてまず驚いたのが、数値類が実走とほぼ一致していること。外ライドの際はサイコンで走行データを確認しながら走っているので、斜度がこのくらいなら、選ぶギヤはこのくらい、そのときの心拍数・ケイデンス・速度の組み合わせもだいたい頭に入っています。それがZWIFTでも全く同じように再現されるのだからビックリ。バーチャル技術の進歩って想像以上なんだな、と。


↑データばかり見てたので、美しい景色のグラフィックを楽しむのはこれから

 

負荷の反応も「スムーズ」の一言

実走感に欠かせないのが自動負荷機能の精度。ZWIFTコースの斜度に合わせて、ペダルが重くなったり軽くなったりするのですが、この反応が画面とズレるとせっかくのバーチャルライドも楽しさ半減です。

ノザSの性能はどうかというと、全く違和感を感じないレベル。例えば目をつぶって漕いでいる時「ちょっと重くなったな」と感じて目を開けると斜度表示は1%になっていますし、アップダウンが激しい区間では、吉尾のギアチェンジが間に合わなくなるほど負荷が目まぐるしく変わります。このあたりはモデルチェンジのメリットが十分に発揮されている印象。

風やカーブ、路面の振動を感じることはできないけれど、数値と負荷の再現度が高いので、あとは脳内で走り慣れたコースに変換しながらクランクを回せばかなりの“没入感”を味わえます。実際、インドアで1ヶ月足らずの間に300km走るなんて、クラシックローラーの時は考えられませんでしたから。飽きずに続けられるという点でもスマートローラーには大きなアドバンテージがあると実感しています。

 

ファームウエアのアップデートには注意

ここでひとつだけ注意しておきたいのは、ファームウエアのバージョンです。旧いものでは動作がギクシャクしたり、パワー計測がうまくいかなかったりします。


↑ファームウエアのバージョンは管理アプリ「エクスプローバ・ワークアウト」から確認できます

吉尾の場合は下り坂で負荷が重くなったり、1〜2%の緩斜面の登坂で逆に軽くなったりしました。スマートローラーってこんなもんなのかな?と思いながらも、念のためファームウエアを確認するとなんと旧バージョン。最新版にアップデートした途端、ここまで違うの?というくらいZWIFTの表示に負荷がぴったりついてくるようになりました。ノザSの性能を100%引き出すためには、ファームウエアのアプデは必須です。

>>アップデート情報 – ビーズサプライ

コメント

タイトルとURLをコピーしました