スポーツ自転車がワルモノになる前に…とにかく信号は守ろうと思う

先週の新聞各紙に、こんな記事が載りました。

自転車死亡事故に賠償命令4700万円 原告「車並み判決」評価

大田区で46歳の男性が乗ったスポーツ自転車が赤信号無視。時速15~20キロで歩行者をはねて死亡させてしまったという事故です。脇見運転による信号無視ということですから、それが自転車だろうが、バイクだろうが、乗り手の注意不足以外の何物でもありません。

スポーツ自転車は、乗る人が乗れば、車並みの時速40キロ以上を出すことも可能です。しかし、今回の事故は、私が漕ぐくらいのスピードでも死亡事故にまで発展し、かつ私と同年代の方が起こしてしまった事故であることに戦慄を覚えました。決して他人事ではなく、自分がいつ加害者になってしまっても不思議ではないからです。

私は10年以上もの間、自転車を持っていませんでした。それまではバイクとクルマでしたから、車道を走る自転車は交通弱者であり、引っ掛けないように注意しなければならない厄介なシロモノ、という存在。クロスバイクに乗り始めた後も、「弱者」としての意識しかありませんでした。その意識を変える意味でも、自転車の事故について調べてみることにしました。

■自転車が関わる事故数は減少していますが…

警察庁の統計によると、自転車の事故自体は減ってきています。でも、その内容を見てみると、自転車対歩行者や自転車相互の事故は増えていることがわかります。つまり、被害者となるケースは減少し、加害者として扱われる事故は増えているのです。

一方で、多くの人は自転車事故にあっても(起こしても)表沙汰にしていない様子。統計の数字は警察が介入したものだけなので、実態はさらに多いと推測されます。

■自転車の保有台数は増加。特にスポーツ車が急増!

上の表は平成20年までですが、震災後はさらに増加したと言われています。

特にスポーツ自転車が伸びが大きいのが近年の特徴です。かくゆう私もその一員になりました。

■スポーツ自転車はいつ槍玉に上がってもおかしくない

自転車事故に関わる数値だけを見て、乱暴に断じてしまうと、自転車の数が増えたことにより、自転車が加害者となる事故も増えている。そして、道路に目立つようになってきたのはスポーツ車…という状況だということになります。

実際、都内の街を歩いていると本当に自転車が多い。交通法規を守っている方もたくさんいますが、中には、車道を逆走するマウンテンバイクもいれば、ベルを鳴らしながら歩道を爆走する電動ママチャリもいる。車や歩行者といつ接触してもおかしくない状態です。

■あの素晴らしいノリモノを守るにはまずは自分から!

そんな状況の中、歩行者の受傷事故が増えていけば、必ず「排斥運動」が起こってしまうはずです。その時に標的とされるのは、間違いなくスポーツバイクでしょう。「日常の足」として認知されているママチャリは必需品と見なされ、好きな人以外は無くなっても困らない趣味的なスポーツバイクは、所持するだけで白い目で見られる…かつての「オートバイに乗っている人=暴走族」的な見方をされる時が来てしまうかもしれません。いや、もう既にされかかっているのかもしれません。私も自分が乗ってみて、スポーツ自転車の素晴らしさを体験していなければ、きっとそう思います。

スポーツ自転車が住みにくい世の中は、とっても味気ないものになってしまいます。そうならないためにも、まずは自分が気をつけなくては!自分の不注意と怠慢で、人の命をうばってしまうことのないよう、そして、自転車を愛する方々の楽しみを奪うことのないよう、しっかりと運転しなくては!と改めて肝に銘じた次第です。

このエントリーをはてなブックマークに追加

スポンサーリンク

Posted from Drift Writer on my iPad