【メリダのロード3モデル試乗比較】リアクト・スクルトゥーラ ・ライド……みんな違ってみんないい(^^)

ロードバイクの試乗インプレ

思い起こせば、メリダとの出会いは1年前のレンタルバイク。その時は「スクルトゥーラ」と「リアクト」をレンタルしました。先日手に入れた「ライド」と合わせると、メリダのカーボンロードをひととおり体験したことになります(サイレックスは当時ありませんでした)。

せっかくなので、3モデルの比較をまとめてみることにしました。「絶対メリダにしたいんだけど、どれを選んだら良いのか……」という方(あまりいなさそうだけど)の参考になれば最高にハッピー(^^)


↑三浦半島にはメリダのバイクをレンタルできる 「エクスペリエンスセンター」があるのだ!

◆メリダのラインナップはそれぞれに個性アリ

ワタシが試乗したリアクトとスクルトゥーラは2016年型モデル。愛車のライドも2016年型です。2018年型がリリースされた今となっては2年落ちのインプレですが、各モデルのコンセプトは変わっていませんので、タイプ選びのヒントくらいにはしていただけると思います。

●リアクト4000
マッチョなディテールにクラクラするけど、乗りこなすにはパワーが必要?

“登れるエアロロード”のキャッチフレーズでメリダ・ブランドを目立たせたモデル。バーレーン・メリダの新城選手も愛用していて、文句なしにカッコいい一台だと思います!

硬い乗り心地のエアロロードの中では、乗りやすいという評判ですが、オールラウンドタイプと比べてしまうと、路面の状態はダイレクトに伝わってきます。漕ぎ出しも軽いとは言えませんので、ワタシにはややとっつきにくいバイクでした。逆に、ある程度の筋力が備わっている方やしっかりとした体格の方なら走りの良さを実感できるはずです。

今はリアクトに全く歯が立たないワタシですが、いつか、バシッと乗りこなしてみたいもんです、ハイ。

>>【メリダ・リアクト4000のインプレ】乗り手を選ぶかもですが、それも含めて文句無しのカッコよさ! | 凪ロード


2018年型はこちら

※リアクトは今シーズンのモデルチェンジでさらに進化しています!

●スクルトゥーラ5000
貧脚でも気分爽快!みんながシアワセになれそうなバイク

ワタシが初めて乗ったカーボンバイク。リアクトは楽しめませんでしたが、スクルトゥーラはとにかく「気持ちイイ!」。

何が気持ちイイって、ペダルを踏んだだけスルスルと、まっすぐ進んでいくクセに、荒れた路面でも、カーブでも危なっかしく感じない。軽快さと安定感、乗り心地の良さと推進力、といった相反する要素のバランスの取り方が絶妙なんですね、きっと。貧脚を優しく受け止め、自分のレベルが上がったかのような気分にさせてくれました。

フレームの硬さも、リアクトとライドの中間くらいだから、脚力が弱い人も強い人も、相応の爽快感を味わえるに違いない。乗り手を選ばない “ザ・オールラウンダー”です。

>>【カーボンロードバイク初試乗】メリダ・スクルトゥーラ5000の安定感に惚れ惚れしちゃったぞ! | 凪ロード


2018年型はこちら

※スクルトゥーラも今シーズンのマイナーチェンジで進化してます!

●ライド3000
バツグンな乗り心地のラクチンバイク。でも、意外と好みが分かれそう……

ワタシの愛車ですσ(^_^;)ロングライド向けの“エンデュランス・ロード”という位置付け。メリダのラインナップの中では一番地味な存在ですが、ランプレ・メリダ時代は、パリ~ルーベなど石畳みのクラシックレースで使われていた、れっきとしたレーシングモデル(の廉価版)なんです。


↑2016年モデルには103万円の 「TEAM-E」グレードがあった!

悪路での快適性を主眼に開発されただけあって、乗り心地の良さはスクルトゥーラ以上です。「振動が少ないと、肉体的にも精神的にもこんなにラクなのねー」と実感させてくれたラクチンなバイク。

ショックアブゾーバー的な仕組みをつけず、フレームの材質と造形だけでこのコンフォートさを実現したのはすごい。ある意味メリダの技術力の高さを最も表しているのが、この 「ライド・シリーズ」なのではと、勝手に思い込んでいます

ただ、フレームの柔らかさゆえ、パワーのある方にはかえって乗りにくいかもしれません。ペダルからのチカラがフレームに吸収される感じがあるので、乗り方にも若干のコツが必要。ワタシ同様、体重が軽くてパワーも少ない方、乗り心地最優先のロングライド志向の方とは気が合うモデルです。


↑フェリーもよく似合う?

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