【チューブレスタイヤのコスパを考える】重さも価格もビハインド……だけど!

乗り心地も、作業性も大満足のチューブレスタイヤ「IRC・フォーミュラプロRBCC」。ですが、アラフィフのおっさんが手放しで浮かれているだけというのもナンなので、少し冷静にデメリット的なところも考えてみました。

乗り心地・作業性などの感覚的な部分は過去記事で触れましたので、今回は、重さ・価格といった数値的で表せる部分をクリンチャータイヤと比較しながら確かめていきますね。

◆重さだけならクリンチャーの勝ち!

速さを追求するロードバイクでは「軽さは正義」。特に回転体を軽くすることは効果が高いと言われていますから、タイヤの軽量化はハズせないポイントです。

今回の比較では、クリンチャータイヤは人気が高いと思われる4社を取り上げてみました。重量は全て25Cサイズ1本あたりです。

・クリンチャータイヤ

<タイヤ本体>


パナレーサー「RACE L EVO3」
200g

コンチネンタル「グランプリ4000S2」
225g

ミシュラン「Power コンペティション」
215g

ヴィットリア「コルサ」
240g

<チューブ>


パナレーサー「R’AIR」75g

ソーヨータイヤ「ラテックス」48g

チューブレスはその名のとおりインナーチューブがありませんが、クリンチャータイヤの場合はチューブ込みで重量を考えなければなりませんので、合計重量は248g~315gとなります。

・チューブレスタイヤ(IRC・フォーミュラプロRBCC 25C)

タイヤ本体…275g
エアバルブ……6g(シマノ標準装備品)

一方、チューブレスタイヤはタイヤ本体にエアバルブの重量を加えて考えます。合計重量は281gです。

クリンチャー最軽量の組合せであるパナレーサー「RACE L EVO3」+ソーヨータイヤ「ラテックス」の248gより、チューブレスタイヤの方が33g重いです。

愛読書「アラフォーからのロードバイク」によると、ホイールタイヤの軽量化効果は重量の1.5倍に換算できるそうだから、
33×1.5=約50g

両輪で100gの差……「IRC・フォーミュラプロRBCC」はチューブレスタイヤの中では軽いタイヤなんですけど、クリンチャーの軽量モデルと比べちゃうと、やっぱり若干重くなりますね。σ(^_^;)

◆価格とのバランスもクリンチャーの勝ち!

ロードバイクの軽量化には何かとコストがかかるもので、100gを減量するのに1万円が目安、なんて言われています。

重さだけでは、クリンチャータイヤに及ばないチューブレスタイヤですが、コストの要素を加えてみるとどうでしょう。価格はアマゾン調べです。

<タイヤ本体>


パナレーサー「RACE L EVO3」
3280円

コンチネンタル「グランプリ4000S2」
4400円

ミシュラン「Power コンペティション」
4940円

ヴィットリア「コルサ」
6620円

<チューブ>


パナレーサー「R’AIR」940円

ソーヨータイヤ「ラテックス」2700円

タイヤとチューブの合計価格は4220~9320円。

・チューブレスタイヤ(IRC・フォーミュラプロRBCC 25C)

タイヤ本体…6450円

エアバルブ……0円(シマノ標準装備品)

クリンチャータイヤとの価格差は-2870円~+2230円と、ちょうど真ん中くらい。軽量化狙いでラテックスチューブを使うとクリンチャータイヤといえども結構な出費ですね。

このままでは比較しにくいので、クリンチャータイヤ最安値の組み合わせとチューブレスタイヤの価格と重さを比べてみました。

・クリンチャータイヤ


パナレーサー「RACE L EVO3」+
パナレーサー「R’AIR」

合計重量 275g 合計価格 4420円

・チューブレスタイヤ


IRC「フォーミュラプロRBCC」+
シマノエアバルブ

合計重量 281g 合計価格 6450円

重さはほぼ同じですが、価格はクリンチャーならば35%も安く済ますことができます。うーむ_| ̄|○

◆ホイールのことも考えると、さらに……

チューブレスタイヤを履く場合は、ホイールもチューブレス対応のモデルを選ばなくてはなりません。クリンチャーと比べて選択肢がグッと狭まる上に、重さや価格もビハインド。

同じモデルで、クリンチャー専用とチューブレス兼用をラインナップしているカンパニョーロの「ゾンダ」を例にあげると、

C17 クリンチャー 51400円 1540g
G3メガ 2way 70000円 1570g

重さはともかく、価格差はなんと18600円……いくらなんでも割高過ぎませんかね、カンパさん!

このコスト増は構造的なものなのか、流通量のモンダイなのかわかりませんが、事実チューブレスタイヤを使うには、何かとお金がかかってしまいますσ(^_^;)

というわけで、重さと価格だけを切り出してみると、残念ながらチューブレスタイヤを使うメリットは見当たりません、特に価格面で。もし「社用ロードバイク」なんてものが存在するとしたら、チューブレスタイヤは間違いなく採用されないでしょうなσ(^_^;)

でも、チューブレスタイヤの乗り心地が素敵なのはまぎれもない実感。趣味の世界だから、安全で自分が気に入って入れば良いとはいえ、いつか、コスパの良いクリンチャー、パナレーサー「RACE L EVO3」+「R’AIR」の組み合わせと、IRC「フォーミュラプロRBCC」とで、実物比較を試みたいと思います。負けるなチューブレス!

吉尾エイチでした。m(_ _)m

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