クロスバイクのドロップハンドル化を自転車屋さんに全力で止められる―大人げバイシクル?

クロスバイクをドロップハンドル化する際に立ちはだかる「二大障壁」―「変速関連」と「ブレーキ」は、意外となんとかなりそうな雰囲気漂うジオス・ミストラル…。なのですが、自転車のプロの方々からみると、やっぱり「やらない方が良い改造」のようです。

というのも、ハンドル絡みの問合わせを自転車ショップにしたところ、思いっきり止められてしまったんですよねえ…。

■好感度高い「楽天スポークネット店」さんの回答

今回は楽天に出店されている3ショップに質問してみました。その中でかなり親身に、かつやんわりと「やめたほうが良い」と忠告してくださったショップさんがありました。ちょっと長文ですが、感動的な回答をいただいたので、原文のまま公開しちゃいます。

>私の質問↓
『2011年型のジオスミストラルに乗ってます。このハンドル(ジオス純正のドロップハンドル)に換装する場合、ステムの変更も必要ですか?
また、必要な場合、コラム径はいくつのものが良いのでしょう?
ジオス純正のステムを買っておけば大丈夫でしょうか?
以上、よろしくお願いいたします。』

「楽天スポークネット店」さんからの回答

このたびは、スポークネット店へお問い合わせありがとうございます。
担当のWと申します。

お問い合わせいただきました「ジオス ショートリーチハンドルバー」を
2011年モデルのミストラルにお取付をする場合ですが、2011年モデルのミストラルは既に完売となっており、あくまでも2014年モデルのミストラルの各部サイズでのご案内となりますので、ご購入をされる場合は、ノギスでご自身でサイズをお測り頂くか、もしくは近くの自転車店にて計測の上、ご購入を頂けますよう、よろしくお願い致します。

当店ではご購入後のお取付が出来なかった等のお客様都合による返品やキャンセル、交換を承ることが出来ません。

まず、ミストラル標準のハンドルバークランプ系が25.4mmかと思われますので、ハンドルバー径が26.0mか31.8mmのショートリーチハンドルバーをお取り付けになる場合はステムの交換も対応したものへ変更する必要がございます。

また、コラム径は28.6mmとなっており、ジオスの純正ステムは対応をしておりますので、ジオスのステムをご購入頂ければ問題ないかと思われます。

ただし、上記商品をご購入頂きました場合、ステムとハンドルバーはお取付が可能となっているのですが、ミストラルは標準でMTB用のパーツが使用されており、ドロップハンドルへ変更となりますと、ロードバイク用のパーツへ変更が必要となり、変速機やブレーキを一式、変更する必要がございます。

一式変更を行いますと恐らく、新しくロードバイクがご購入頂けるくらいの金額となり、またご自身で交換をされるとなると、専用工具の必要性やお時間がかなり掛かるものと思われます。

また、フラットバー用フレームとドロップバー用フレームは設計が異なっており、ドロップバーへ変更したことによって最適なポジションが出ないなどの不具合が出る場合がございます。

クロスバイクをドロップ化するときには、ハンドル径に合わせてステムも変えなくてはなりません。

いやー、びっくりしました…ステムの相性についてサクッした答えが返ってくるものとばかり思っていましたので。

素人が勝手に購入した後で、「サイズが違ったから返品したい!」なんてコトにならぬよう予防線を張っている、と勘ぐれなくもありませんが、私が受けた印象は「本当に自転車を好きな人が回答してくれているのだなあ」というものでした。

まず、聞きたいことにちゃんと答えてくれている点がウレシイ!(あとの2ショップはそこが抜けてました)その上で、プロとしてのアドバイスを詳しく書いてくれている姿勢に好感が持てました。

大体、ハンドル絡みでこんな質問をするような輩は初心者に決まっていますから、ワカランチンであるワケです。そこを見越して「労力と費用に見合う効果はないよ」と言うことを、なんとかわからせようと知恵を絞って書いてくれています。

私も小売業に携わって20年以上経ちますが、あの質問から上記の答えを返すことは、なかなかできることではありません。W氏は間違いなく「いい人」です。こんな方がやっている自転車ショップでしたら安心して買い物ができそうですね。近くなら絶対通うのですが、ちょっと遠い…。

残念ながら、実店舗にお伺いすることはなさそうだし、ドロップハンドル化も止めないし、ロードバイクも買わないけど、ネットで自転車グッズを買う時はコチラを利用させていただく誓いを立てました!ショップは横浜市の瀬谷だそうですから、お近くの方はぜひ利用してみてはいかがでしょうか?回答者の方のお名前もお問い合わせいただければお教えします。

横浜にある安心の自転車専門店 スポークネット店

■残りの2ショップの回答はこんな感じ

○○自転車オンラインストアです。

この度はお問い合わせ頂きまして、誠にありがとうございます。

お問い合わせ頂きました商品の詳細についてですが、
ミストラルは基本的にクロスバイクとして作られておりますので、
無理に取り付けた場合、不具合が生じる、不恰好になる可能性が大きいと思われます。

また、ハンドル自体を変える場合、ワイヤーやブレーキなど、
その他、変更箇所が多く出るため、当店としてはあまりおすすめいたしません。

※今現在使われているステムのクランプ径が26.0mm、もしくは31.8mmの場合、
ステム変更は必要なく、取り付けのみは可能かと思います。

ご参考になさってください。

この度はお問い合わせ頂きまして有難うございました。

このショップさんも考え直すようアドバイスしてくれています。クロスバイクのドロップハンドル化は不具合出まくりのようです。ただ、質問の意図は理解していだけないようでした。「現在使われているステム」の仕様を自分でわかっていたら、わざわざこんな質問はしません。ジオスの品揃えが多かったのでこのショップを選んでみたのですが、ちょっと残念な回答でした。

そして、最後のショップの回答は…、

お問い合わせ有難うございます。

ハンドルを交換します際は、ハンドルクランプ径26.0ミリの
ステムに交換する必要がございます。

それでは、お手数をおかけ致しまして誠に申し訳ございませんが、
ご検討頂けます様お願い致します。

こちらもミストラルに合うステムの案内はありません。唯一購入したことがあるショップさんだっただけに、さらに残念。

■「大人げない」ドロップハンドル化に走るトホホな理由…

、ネットでいろいろと調べていても、自転車ショップの回答同様、クロスバイクのドロップハンドル化はコストパフォーマンスが悪すぎるという意見がほとんどです。経済的に厳しい10代の若者ならいざ知らず、40代も後半に差し掛かった大のオトナがやる所業ではないのかもしれません。安いモデルであっても「ちゃんとしたロードバイク」を買うのがオジサン的スマートな解決策なのでしょうね、やっぱり。

でも、人には人の事情ってものがありまして…。実は、妻から『新車購入禁止令』が発布されてしまったのです!(TT)ちょっと自転車にかまけすぎました。(^^; ま、自覚があるので反論もできず、しばらくは乗りに行くのもままならない状況。「身から出た錆び」だけに、屋外保管のミストラルが錆びないように気をくばるので精一杯です。ならばせめて、メカまわりの勉強でもしておこうと、ドロップハンドル化に手をつけたってワケ。

「同じジオスブルーのロードバイクなら、すり替えてもバレないかしら?」なんて、悪魔のささやきも聞こえたのですが、妻の観察眼をなめてかかって大ヤケドを負ったことは一度や二度のことではありません…って、懲りてませんね、全然。こんな大人げない自分には、大人の選択「ロードバイク」より、大人げない「ドロップクロス」自転車がやっぱり似合いかと、うそぶいてみたりする今日この頃です、トホホ。

【2016.5.9追記】
結局ロードバイクを買っちゃいました…(^ ^)
と言っても、ヤフオクで中古パーツを集めて
ひとりでコツコツ組んでます~
苦難続きの組立記録はこちら↓
『オール通販でロードバイク!』

コメント

  1. 匿名 より:

    一癖創作自転車家 狸サイクル  
    ここなら間違いなく相談に乗ってくれると思います。
    費用は別として、自転車に関して出来ない事は無いはず。

  2. はぐぼうず より:

    コメントありがとうございます!
    早速、webを拝見しました。こういうディープな自転車屋さんもあるのですねえ!スゴイというほかありません。
    今度、うかがわせていただきまっず( ̄^ ̄ゞ

  3. たけろう より:

    自転車屋さんなら、
    お客様がやりたいって言うなら
    まずはやってみたら?
    それがプロショップ!

  4. 匿名 より:

    いつかはクロスをロード化したいなぁ、と思って辿り着いたのですが、色々と変えなければならないとすれば確かにロードを買った方が安そうですね……。
    良い情報をありがとうございます。

  5. 吉尾エイチ より:

    管理人の吉尾です。
    当ブログにお立ち寄りいただきありがとうございます!
    ワタシも結局、中古のエントリーロードを買ってしまったのですが、やっぱり、設計思想が別物だと思いました。ま、イジることは楽しいんですけどね~

  6. とっぴん より:

    楽しく読ましていただきました。
    私は、クロスバイクのドロップハンドル化には、意味のあることだと思います。
    クロスバイクはホイルベースが長い分、直進安定性に優れます。
    とくれば、シクロクロスやキャンピング車。
    長距離ツーリングにもってこいですよね。
    私はハンドルはフラットバーのまま、Bianchi Camaleonte3の駆動部のほとんどを105に変更しました。
    BB、ホイールはULTEGRAです。
    それぞれ回転モーメントの極小化に貢献しています。
    ただ、ブレーキはVブレーキをそのまま使っています。
    これにも意味があって、Vブレーキはすごくよく効くからです。
    ハンドルは軽量アルミのものに交換し、左右2cmずつ切って詰めました。
    グリップはエルゴグリップに変更し、しかも現在フルフェンダーまで取り付けています。
    要は、実物がどうすれば自分のイメージに近くなるかが重要なことで、試行錯誤もし、無駄な物も買いました。
    私はこの自転車をとっても気に入っていて、片道25kmの通勤に使っています。

  7. 吉尾エイチ より:

    とっぴんさま
    コメントありがとうございます!
    管理人の吉尾です。
    105&アルテグラのカメレオンテですか!クロスバイクというよりも、もはやフラットバーロードですね。フラットバーならば、Vブレーキの引きしろも問題ないでしょうから、制動力もバッチリですね。そういうカスタムもステキだと思います!