【おすすめデジタルトルクレンチ】ロードバイクのメンテナンスにぴったりのモデルはどれかしら?

寒い日が続いております。みなさまいかがお過ごしでしょうか?パキッとした冷たい空気の中を無心にペダルを回すのも良いけれど、暖房の効いた室内で、ぬくぬくと愛車のメンテナンスに没頭するのもこの季節ならではの楽しみ方。 (気候が良いと走りにいっちゃいますもんね^ ^)

ロードバイクのメンテナンスといえば 「ネジ締め」。これなしには語れないメインの作業ですが、ネジを締め付ける強さに目安があるのはご存知でしょうか?特に、一定以上の負荷がかかると割れてしまうカーボンフレームの場合、そのチカラ加減=トルク管理が重要です。

どこもかしこもフルパワーで締め込むのはもちろんアウト。一方チカラが足りなければ足りないで、パーツの脱落につながり、事故のリスクが高まります。

そこで登場するのが 「トルクレンチ」という工具。今回の記事ではロードバイクのメンテナンスにおすすめのモデルをピックアップしてみました! 「そろそろトルク管理でもしてみっか」というみなさんのお役に立てれば幸いです(^^)

デジタルトルクレンチは直感的だから、シロートにも使いやすいのだ

トルクレンチにはいくつかの種類があって、それぞれに特徴があるのですが、「わかりやすさ」で言えば、デジタルタイプが間違いなくナンバーワンです。

トルクの設定がカンタン

トルクレンチの役割のひとつは、 「締め過ぎない」ようにすること。デジタルタイプなら、締めたいトルクの設定もボタンひとつでちょちょい。


↑設定トルクを数値で確認できるから間違えにくい!

設定トルクを音と光でアラート

締め込み作業の時は、設定トルクに近づくとランプやブザーでも知らせてくれます。ディスプレイが見えない向きで使っていても安心です。


↑ブザーの音量は変えられないものがほとんどなので、テープを貼ってボリュームダウンしてます

締め過ぎも甘すぎも一目リョーゼン!

デジタルトルクレンチには、 “ピークホールド・モード”という機能があります。作業中のもっとも高いトルク値を表示し続けるというものですが、これがヒジョーに便利極まりないです。作業後にしっかり数値を確認できるので、さらに安心できるってものです。


↑設定トルク5N・mを0.18N・mオーバーしちゃった図

ロードバイクに良さそうなデジタルトルクレンチ5モデルのスペック比較

使いやすいデジタルトルクレンチですが、ロードバイクのメンテナンス用に選ぶなら、さらに2つのポイントに注目。

測定トルクの幅がマッチしているか?

トルクレンチは機種ごとに、測れるトルクの範囲が決まっています。ロードバイクのメンテナンスなら、最低でも3〜4N・mから測れるモデルがおすすめ。逆にMAXトルクは60N・mまであると、ペダルやBBまでカバーできるので便利です。

・ロードバイクパーツの規定トルク

規定トルク パーツ名
0.7〜2.0 ヘッドキャップ
クランクキャップ
5.0〜16.0 その他のパーツ
30.0〜55.0 クランク
スプロケット
ペダル
BB

一方でトルクレンチの測定精度は、設定トルク幅が広くなると低下する傾向にあるそうですから、精度優先でトルクレンジが狭いモデルを選んでしまうのもアリだと思います。

ロードバイクに使われているネジのほとんどは3〜20N・mの締め付けトルクです。このくらいのキャパシティのトルクレンチは種類も多いので、選択肢の幅がグッと拡がります。

逆ネジにも対応しているか?

ロードバイクには、一部のパーツで逆ネジが使われています。普通のネジ(正ネジ)は「時計回り=締め込み」ですが、左のペダルや右のBBのネジの切り方は、文字通りその“逆”なんです。


↑ここなー

全てのネジをトルク管理していくには、逆ネジ対応もまたマストな機能、というワケ。プレセット型のトルクレンチは逆ネジ不可のモデルがほとんどですが、デジタル型は対応モデルが多いのも特徴です。


↑ダイヤルで回転方向を切り替えるタイプ

・スペック比較

メーカー名 SK11 KTC トピーク トップ工業 東日
製作所
モデル名 SDT3
-060
GEK030
-C3A
D-Tprq
Wrench DX
DRH060
-12BN
CPT20X
10D
設定トルク
(N・m)
3~60 2~30 4~80 3~60 4~20
ピークホールド
モード
逆ネジ対応
測定誤差
(正ネジ・逆ネジ)
±3%・±4% ±4%〜±12%
(正逆同じ)
不明 ±2%・±3% ±3%
(正逆同じ)
設定トルク
アラート
光・音 光・音 音のみ 光・音 光・音
ビット
同梱
× × × ×

SK11 ・SDT3-060
実売価格:1万円前後

今回選んだ中では一番リーズナブルなモデルですが、設定トルクの幅がロードバイクにドンピシャ!精度も悪くないですし、逆ネジにも対応しています。ただ、ボディが短めなので、高トルクのネジを締めるのはちょっとパワーが必要かも!

KTC・ GEK030-C3A
実売価格:2万円前後

信頼の京都機械工具株式会社 (KTC)製。トルクレンジとソケットの規格違いでいくつかラインナップされている中、ロードバイクのメンテナンスには、このモデルが良さそう。 2N・mから測れて、ポピュラーな9.5mm (3/8インチ)ソケット仕様です。「持つ喜び」も満たしてくれるクオリティの高さはKTCならでは。

トピーク・D-Tprq Wrench DX
実売価格:3万円前後

サイクリストの 「カユイところ」をいつもポリポリしてくれるトピークのフラッグシップモデル。個人的にはsk11 と最後まで迷いました!少々値が張るものの、トルクレンジにマッチした長めのボディとおしゃれなデザインが、機能と見た目の良さを両立。唯一のビット付きセットだから、工具類を初めて買う方にもおすすめです。

トップ工業・DRH060-12BN
実売価格:3万5千円前後

作業工具の総合メーカー「トップ工業」製のデジタルトルクレンチ。知名度が高いとは言えませんが、工具の評判は良いです。スペック上は誤差が一番低いモデル。

東日製作所・CPT20X10D
実売価格:6万円前後

トルク機器の専門メーカー(知らなかったケド^ ^)。トルクレンチはトーニチ製を選んでおけば間違いないそうですよ。お値段はびっくりですが、最小設定単位が0.02N・mだったり、測定トルクを50個もメモリーできたり……とにかく精度を極めたい方にはたまらない一台のハズ。

どのモデルもそれぞれ個性があって、目移りしてしまいますが、吉尾のイチオシはSK11のSDT3-060です(買いました!)。これ一本で全てのネジに対応できるのと手頃な値段が魅力的。使い勝手も悪くないので、初めてのデジタルトルクレンチにおすすめですよ。

SDT3-060のレビューはこちら!
【デジタルトルクレンチの選び方】SK11のデジタルトルクレンチ「SDT3-060」をおすすめする3つの理由

吉尾エイチでした。m(_ _)m