【ストラーダスマートのインプレ】使ってみての良いところと、いまいっちょなところ

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スマホ連動のサイコン「キャットアイ・ストラーダスマート」をつけてから100キロほど走ったので、使用感をできる限り詳しくレポートしてみました。先に結論をいってしまうと、

「とってもステキ!」

スマホをサイコンがわりに使っていた時と比べると、あらゆる煩わしさが解消され、メンタル面のコストパフォーマンスは絶大!やはり、汎用より専用。餅は餅屋というワケなのです。

◆ストラーダスマートの良いところは「小さいのに見やすく、使いやすい!」

GOOD:  とにかく表示が見やすい!

スマホに比べたら液晶画面は極小クラスだし、フォントも電卓チック。軽量化を優先したぶん、多少の見にくさは仕方ないと思ってましたが、見事に裏切られました。もちろん良い意味で!

小さい画面に合わせて、表示する情報量もシンプルだから、チラッと見るだけでパッとわかる。さらに、表示をカスタマイズできるところも気に入りました。デフォルトのままだと上段はスピード表示。下段に心拍数とケイデンスの似たような数値が並ぶので、気を抜いていると混乱するときも……ワタシは心拍数を上段に、スピードとケイデンスを下段に並べたのですが、これがなかなか良いのです。

クラシックな液晶もくっきりハッキリ!直射日光のもとでも反射せず「見えないストレス」は皆無。晴天時のスマホ画面の見にくいことといったら……これだけでも替えてよかったと思えますね~。

GOOD:   非タッチパネルの操作が嬉しい!

「キャットアイ・ストラーダスマート」のウリ文句のひとつに「クリックテック?」という機能があります。「手袋でも確実に操作可能」とあったから何かと思えば、「表から、ウラのボタン」を押せるんだぜ!」ってことでした。あまりに原始的すぎないか?と思いましたが、実はこれが秀逸。


↑この辺りをクリックしたり、長押ししたりする。

タッチパネルだと、長指グローブをスマホ対応のものにするか、操作のたびにいちいち外さなければなりません。これが結構なストレスでした。クリックテックなら物理スイッチをカチカチするだけなので、そういう煩わしさから一切開放されました!ローテク万歳です\(^o^)/

GOOD:   スマホに触るのは最初と最後だけ

専用のサイコンアプリ「Cateye Cycling」をあらかじめ立ち上げて、接続モードにしておけば、

電源オン&スマホリンク=1秒長押し

計測スタート=1秒長押し

計測一時停止・再開=1秒長押し

計測終了&スマホにデータ保存=3秒長押し

まで、スマホは全く触らなくてOK。「Cateye Cycling」はスリープモードでも機能するから、走行中はジャージのポケットに入れっぱなし。スマホ連動と言いながら、その存在を感じさせない操作性がステキです。

GOOD:   不要な表示をカットできる

表示できるデータは意外と多くて7項目ほど。ただ、画面が小さいので、クリックテックを押すたびに、表示が順番に切り替わる方式。


↑走行時間

>>クリック<<


↑走行距離

>>クリック<<


↑積算距離

>>クリック<<


↑時計

そのほか、標高や平均速度&ケイデンス、最高速度&ケイデンスもあるけど、ライド中は気にならないのでカット。表示しないだけで、アプリ側ではちゃんとデータを持っているので、あとからじっくり反省会ができます。

GOOD:   マウントから外れにくい

いやーコレは相当練習が必要なのではないでしょうか?持ち主のくせにすでに外せません。ま、少しの間なら持ち去られることも少なそうだし、走行中に落ちることもなさそうってことで、良いところにしました。電池交換までに外し方のコツを身に付けたいと思います。

GOOD:   アプリから取説サイトにアクセスできる

じつはこのサイコン、「紙」がほとんど付いていません。取説はウェブサイトを確認する方式。こんなところまで、徹底的にスマホ連動です。


↑同梱品は至ってシンプル

セッティングの時は俯瞰できる紙媒体が欲しくなりましたが、ライド中の「あれどうやるんだっけ?」なんていうシーンには非常に便利。


ブラウザのブックマークからでもOK
≫ストラーダスマートの取説はこちら

難しい操作はないけれど、慣れるまでは何かと取説を見たくなるもの。エコで便利、キャットアイもなかなかやりますな!

GOOD:   STRAVA(ストラバ)にライドの履歴をアップできる

今まで使ってきたランタスティックも良いけれど、ランキングとかチャレンジとか参加型のコンテンツは楽しそう。クラブのメンバー募集コーナーもあるから、仲間が一気にふえちゃうかも!

◆いまいっちょなポイントはセンサーとの同期

NO GOOD:   トピークのセンサーとは相性が今ひとつ

毎回ではないのだけれど、一時停止のあと計測を再開するときに拾わないことがあります。え、他社のセンサーを使っているやつに言われたくない?そーでした。すみませんσ(^_^;)

当たり前ですけど、キャットアイの心拍センサーとは相思相愛!接続は非常に安定しています。センサーとセットで揃えようと思っている方は、素直にキャットアイで揃えてしまった方が良さそうですよ。

NO GOOD:   道の勾配がわからない

ランタスティックのときには勾配表示があったので……坂の勾配確認というより、平坦に見える道ね微妙なアップダウンを見える化してくれるのがよかったんですよね~速いじゃん!と喜んでみたら、実はビミョーな下り坂だった、とか。

「Cateye Cycling」アプリでも項目がないので、ここは諦めるしかないようです。ま、ちっちゃいハナシなのでOK。

NO GOOD:   セッティングがやや疲れる

「ストラーダスマート」の設定は全てスマホアプリから行います。なので、アプリの画面と取説サイトを切り替えながらの作業となりますが、これが結構なストレスでした。せめてプリントアウトできるしくみを入れてくれるとよかったです。

↑取説サイトにはアプリのメニューからアクセス

NO GOOD:   バックライトがない

ワタシは夜走ることがないので気になりませんが、ナイトライド派の方はご注意を!


↑側面にスリットがあるライトのそばに取り付ければ、それなりに見えるかも?

正直、いまひとつなポイントはムリクリ絞り出した「難癖」的な感じで、ワタシにとって致命的なものは一切ありません。これだけのものが、ガーミンの9分の1程度で買えちゃうなんて……ステキです!
( ´・ω・)⊃関連記事です
【キャットアイ・ストラーダスマート】初めてのサイコンに選んだ3つの理由

実は、ガーミンデビューも検討はしたのですが、センサー類も全てANT+規格のものに買い直すとなるとかなりのコスト。今のワタシの愛車と乗り方では、猫に小判で豚に真珠。10万円の自転車に5万円のサイコンって、いくらなんでもバランス悪すぎるかな、と。

というわけで、ガーミンは最後の憧れアイテムとして取っておくことにしました。「いつかはガーミン!」と思いながらも、ストラーダスマートの「ちょうど良さ」に大満足な吉尾なのでした\(^o^)/

吉尾エイチでした。m(_ _)m

コメント

  1. yoshimotoya120 より:

    ウ~、記事読んでたらストラーダ欲しくなってきましたf^_^;
    ただ、ワタシがいま使ってるセンサー(TiGRA TRIO 3-in-1)との相性が合うかどうかが一番のネックですねぇ。
    ワタシも最初はRUNTASTIC使ってたんですが、このセンサーと合わずSTRAVAに乗り換えました(ライド中のログはTiGRA FITという専用アプリで取ってます)

  2. 吉尾エイチ より:

    yoshimotoya120さん

    TiGRAのセンサーは初めて知りました(^^)足首でケイデンスを計るなんてユニーク!サイコンとの相性はリンクさせてみないとわからないってのが、なんとも悩ましいですね(T ^ T)個体差もあるようですし……

  3. yoshimotoya120 より:

    TiGRAなかなかに重宝してます。
    最大のメリットは自転車を乗り換えてもログ取るには何ら差し支えないことと、車体にマグネットやらを付けなくて済むことですね。
    例えば複数台持ちだと、速度・ケイデンスのセンサー類もそれぞれに付けなくてはなりませんが、TiGRAあれば足首に巻くだけなので。

    デメリットは、先に述べたサイコンやアプリとの相性と、30分くらい休憩するとスリープしちゃってBluetoothを再接続しなきゃないので少し手間がかかることですね。

  4. 吉尾エイチ より:

    yoshimotoya120さん

    なるほど!センサーがカラダについているから、2台以上持っている方には、便利なのですね!

    ある意味、羨ましいセンサーです。

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